ドライビングシューズ探求の旅2020

今密かにハマっているショッピングアプリがある。WISHというもので、一応サンフランシスコの会社となっているが、ベッドカバーを買ったら中華から届いた笑。とてつもなく安価なのと、日本では売ってないような奇妙な柄のアイテムがたくさんあって、見ているだけで楽しい。私のように「人とは違った何か」を常に探し求めているタイプにはなかなか使えるアプリである。しかし、靴はフィット問題があるので手が出ない。

ところで、またこの季節がやって来た。

ルーテシア納車以来、5年以上もまだ正解が見つかっていないまま彷徨っている。それは、秋冬春のドライビングシューズ問題。

夏はかかとにストラップのある(脱げない←これ重要)サンダルでほぼ通してきた。なぜなら今年の夏は自粛生活の延長で通勤もなく、あまりクルマで出かけなかったからだ。

さて、今年はどうしよう。
これまで様々なトライをしてきた。色々な靴を試してきた。私は出来る限り靴下を履きたくない人種だ。無難なところでクロックスのフラットシューズタイプが履きやすいのだが、馴染んでくるとスポっと脱げることがあるのに加え、最近のクロックスのデザインがやる気ないので今年は手が伸びない。

現在は、

ミネトンカのモカシン。ソールが薄いのが難点

色で決めたミネトンカ。足元がいっきに華やかになって気に入っているのだが、素足で履かないとカッコがつかないことと、少し脱げやすいのがデメリット。これからの季節は寒いかもしれない。履き口が浅く、たまにペダルを踏み込んだ時にカカトがパカっとなるので、通勤くらいなら大丈夫だが中長距離は危険な気がする。

次に、

コンバースシリーズ

コンバースは好きだ。脱げることはあり得ない安心感。しかしハイカットなので足首の自由を奪われる。クラッチペダルを踏み込む時には足首を動かすのではなく、足首は固定のまま膝から下を全部押し出す感じになる。慣れてしまえば運転出来るのだが、長距離だとかなり足が疲れてしまう。コンバースは重くて歩くのにも疲れるので靴としてはどうなのかと思うが、服に手を抜いてもこれらを履けばそこそこお洒落に見えるので個人的には好きなアイテム。が、運転には向かないと個人的には思う。

今年仲間入りしたのが、これ。

これは何柄?キリン?

もふもふ系。フィット感はよく、カカトの部分も深いので脱げる心配はなさそうだ。ただ、このファーのインナーは素足だとベトベトになるので、薄手のアレ(何て言うんだっけ、よく女性がパンプスの下に履いているやつ)を一枚咬まさないと気持ち悪いかもしれない。布自体が柔らかく足は痛くないのだが、ホールド感はあまりない。よって運転には問題なくても、またしても歩くのには不向きだ。

靴も履き続けているうちに足に合わなくなってきたりする。
以前履いていて楽ちんだったパトリックが最近はフィットしなくなってきた。そうなると、靴箱行きとなる。その後、2年経過して一度も履かなければさようならだ。

一方、運転することを考えずに選ぶ靴選びは楽しい。最近もウィーンフィル鑑賞用にパイソン柄のパンプスを買ったが、ヒールのある靴を選ぶのはいつもワクワクする。運転する靴は悩ましい。本当に悩ましい。結局いつもモカシンやローファータイプになってしまうのも面白くない。本格的なドライビングシューズ(女性用)として売っている靴の多くは、本革で高級感はあれど、デザインが圧倒的にイケてない。

私のルーテシアはいまどき珍しい3ペダルのマニュアルトランスミッション車なので、常に両足でペダル操作をしている。発進や渋滞、車庫入れの時には「半クラッチ」というポジションを多用するため、間違ってもマットにカカトが引っかかったり脱げたりして操作ミスをすれば、自分はもちろん周囲の人や物を傷つけかねない。なので、靴選びは多少こだわりがあるのだ。

安全に快適に運転出来、かつ靴としても色が美しく華やかで、長時間履いていても疲れずカッコいいもの・・・

未だ巡り合っていない。この旅はまだまだ続くのだろう。