台風10号のあと

画像はジェームズ・アンソール『仮面の中の自画像』1899。

8月は病に臥せって台無しになったけれど、台風10号が去ってからむしろ絶好調になった。

臥せっている間に脈絡もなく色々なことを考えていた。そして、9月が始まると同時にいきなり頭の回転が倍速くらいになった感じがあり、これからやること、やるべきこと、やれること、やりたいことがいきなりクリアになった。

というのも、寝込んでいる時に気が弱った私は「周りに比べて私は何てダメダメ人間なんだ・・・」と激しい自己嫌悪に陥り、試しに「自分が持っているもの」「自分が持っていないもの」を書き出してみた。その結果、普通にまっとうに生きてきた人が持っているもの(財産とか)を私は何も持っていない反面、普通(普通とは社会の基準からはみ出していないことを意味する)の人があまり持っていないものは持っている、ということがよくわかった。そのメモをじっと眺めていると、「そろそろ自分が本当にやってみたかった仕事に挑戦する時が来たのでは?」という声が聞こえたような気がし、確かに今の仕事は100%生活のためで好きでも何でもなく、やりがいの「や」の字もない。子育ても一段落しつつある今、定年のない仕事を確立するために動き出す時が来たのではないか・・・と。とは言え、急がば回れ。

まず何よりも今、私に必要なのはノートPCだ。
Macbookが壊れてからiPadをメインに使用していたが、やはり私はストレスなくキーボードをがしゃがしゃ打ちたい人間だということがわかった。iPadに装着するキーボードではお話にならなく、ゆえにこのブログも更新が捗らなかったというわけ。が、いつの間にかApple製品だらけになったので、ここで基本に立ち返り、次のマシンはWindowsにする予定。プライベートでWindows機にするのはVAIO以来。

同時に来月、25年ぶりくらいにTOEIC TESTを受験してみる。L&Rのほう。今の自分は果たしてどれくらいの英語力があるのか。外国人と英語で会話することには不自由していないが、アカデミックな英語学習はそれこそ学生時代以降やっていない。英検は2級保持で止まっている。25年前のTOEICは700点台だった。今回は下手したら400点にもいかないかも?が、現在位置を知りたいので、まずは現実を受け入れることから。

来年は、とある資格を取得するために学校に通おうと考えており、現在は各学校の情報収集中。もちろん、生活のために現在の仕事は継続しながら、eラーニングとスクーリングで学ぶつもりでいる。そのために、隔週で通っていた上野の絵画教室を今月で退会した。師匠には別のところで引き続き指導して頂けるので、お金と時間の大幅な節約になる。

そして年末のグループ展に向けての日本画の制作。盆休みに進める予定がまったく出来なかったのでそろそろ本腰を入れないとまずいし、ピアノの練習も8月はまったく出来なかったのでルーティーンに復帰させた。

私はもう100%健康な体ではないから、先のことを考えるとつい「それまで私生きてんのかな?」と考えてしまう癖があるが、「今」を積み重ねていくしかないんだと思っている。