展覧会のためにZに作品を積んで、会場まで搬入することにした。アシスタントとして娘を助手席に乗せ、お昼過ぎくらいに自宅を出発。いつも通り磯子から首都高に乗り、湾岸線→有明JCT→浜崎橋JCT→本町で下りる、というプラン。私には苦手なJCTがいくつかあって、神奈川では金港JCT。都内でも正直浜崎橋はかなり苦手なのだが、そうも言っていられない。
鶴見つばさ橋を過ぎたあたりから交通量が増えてくる。さすがに平日はお仕事しているクルマがたくさん。空港を過ぎて大井あたりから完全に渋滞になる。毎日首都高を通ってお仕事しているドライバーさんたちを尊敬する。有明でやっと渋滞を抜け、気持ちよくレインボーブリッジを渡り終えるとそこは浜崎橋・・・・ほぼほぼ平行移動で車線を変える。まあ、皆さん慎重になるポイントなので思ったよりは怖くなかったけれど、たまに都心部を走るのは怖い。本町で下りるとほぼ渋滞。秋葉原からお茶の水もほぼ渋滞。ちんたら進むうちにやっと水道橋。っていうかたまに東京の道走るとすごく思うけど、人が多い!!さすが大都会じゃ。周りは働くクルマばかりなので「ちっ、この湘南ナンバーのZちんたら走りやがって」とか思われていたかもしれない。これは電車のほうがずっと楽。座っていれば運んでくれるから。
そんなこんなでとりあえず無事に搬入。駐車料金は30分250円。割引なし。地下3階まである。地下鉄の駅からも直結だからあまりクルマで来る必要はなさそうなところだけれど、そこそこ停まっている。作品を持って会場へ行き、仲間が手伝ってくれる。もう二度目だから手慣れたものだ。あっという間に作業が終わり、帰れることになった。
基本的に同じルートだが、時刻は夕方4時半。うう、混んでるに決まっている。しかし5時を過ぎればもっと人が街に溢れ出すだろうから、早めに会場を出る。いや、本当に・・・各社宅急便を始め、この都心部でクルマに乗ってお仕事する方々にまたしても尊敬の念を抱く。
娘に写真撮っといてー、とお願いする。本当はもう少し陽が落ちてからのほうが美しいのだけれど。
私はこのあたりの景色がとても好きなのだが、それは個人的な思い出が多々あるからだ。お気に入りだったホテルや、昔住んでいたエリア、そしてこのレインボーブリッジの一般道を走って芝浦のボウリング場へよく通ったことなど。今でもまた東京に住みたいかと言われたら答えはYESだけれど、隣にいる娘は「私絶対東京は無理~」と呟いていた。
今回出品した作品のひとつ。
タイトルは『イザナギ』と『イザナミ』。初めての対の作品で、やっぱり背景は夜景なのだった。
私は友達の数はそんなに多くないし、どちらかと言うと単独行動が好きで人付き合いを避けるタイプなのだが、こうして一緒に展覧会が出来る日本画仲間や、知見豊かなクルマ仲間の存在をいつも有難く思っている。
明日で大嫌いな仕事も年内終了。年明けはすぐに手術入院の準備になるだろう。リハビリを頑張り、一日も早く動けるようになって元気を取り戻して会社辞めるわ、というモチベーションで毎日生き延びている。