不適合な世界がそこにはあった

順調に週4~5回ジム通いをストイックに続けております。
まだ1か月なので目に見える大きな変化はありませんが、脇からウエストのラインが(心なしか)シュッとしてきた印象。

さて、ジムというかフィットネスクラブには通常、様々なスタジオプログラムがあり、多くの場合おばさんたちの社交場となっています。私の苦手な世界ではありますが、会費払ってまで体を変えようとしているのだからひるむわけにはいきません。ヨガ系のクラスはだいたい参加して様子がわかってきたのですが、今回たまたまスケジュールが合致したので試しにバレエクラスに参加してみることにしました。

久々のバレエ、超楽しみ!

と言うのも現在の私を知る人からは想像出来ないと思いますが、4歳~16歳までバレエ歴12年。初めて買ってもらったレコードはチャイコフスキーのA面「白鳥の湖」B面「眠れる森の美女」。もちろん観るのも好きで、大人になってからは古典よりコンテンポラリーに傾倒。30代の時にもう一度バレエをやりたくて大人のバレエ教室に入るも、2年後にギックリ腰を発症し断念。そんな私からすればスポーツジムのバレエレッスンなんてたかが知れてるぜ、と完全に舐めつつもフレッシュな気持ちでレッスンに挑みました。ウエアはもちろんヨガウエアのままです。

ちなみにプロの一流ダンサーたちの練習着は地味です。

彼らは何を着ていても美しいんですけどね

 

「ジムのバレエレッスンだし」と舐めきって参加したバチが当たったのか、私はかつてない衝撃と恥ずかしさを味わうことになったのです。

 

かわいらしいレオタードにシフォンのスカート、ピンクのタイツにピンクのバレエシューズはせいぜい10歳くらいまでのバレエキッズにしか許されないと私は長年思っていました。というか今も思っています。

ところが。

想像してみてください。上の少女たちをそのまま枯れ木のようなオーバー60代にすり替えたところを。

いや、そりゃ何を着たっていいんです。真っ白におしろいを塗りたくって舞台メイクのような目の縁取りを描き、上のようなコスチュームを着るのだって本人が楽しければそれでいいんです。白髪交じりの薄い髪をジェルで固めて、キラキラゴテゴテしたリボンのお飾りを着けていても、他人がとやかく言うことではありません。
いや、待てよ、スポーツジムのバレエレッスンだから逆に違和感があるのか?でも、以前通っていた大人のバレエ教室にだって、こんな格好の人たちはいなかった。自分も含めて、せめてもの体形カバーと(笑)、格好だけはプロの真似をしたいがために地味なレッスンウェアだったし。

正直、私はスタジオに踏み込んだ時から平常心を保つことが出来ませんでした。いっそ「バレリーナのコスプレが趣味なのよ~」とか笑顔で言ってくれれば私の気も楽になるのですが、素ですからね。見なければいいのですが、全面鏡のスタジオだから嫌でも目に入ってくるし、ついつい怖いもの見たさで視線が釘付けになってしまいます。目の前に繰り広げられているグロテスクなビジュアルに目が慣れてくると、今度は日本の高齢女性たちの一部はどうして成熟していないんだろうか、と考えてしまいました。

若い娘ならまだしも、老域に入ってまで「少女の可愛いらしさ」を追い求める理由とはいったい何なのだろう。若い頃に出来なかった格好を今しているとか?人それぞれだから本人が幸せならそれが一番とは言え。

かりにもバレエとは美。観客ありきの芸術なので、ヨガと違って他人の目を徹底的に意識しなければならず、私たちのように美しくもないド素人も自分の出来る範囲で多少なりとも努力をしなければ成り立たないのです。だからレッスンはキツイ。バレエの先生は素人相手にでも例外なくみんな厳しくて容赦ありません。私たちは美は諦めても「せめて見苦しくないように」を意識して練習するわけでございます。それが、私が知っている世界でした。

それを開始0分でこうも簡単にひっくり返されるとは、ジムのバレエ恐るべし。

高齢でバレエっつうと、とっくに現役を引退している元ダンサーのおばあさん先生とかが思いつくのですが、彼女らは大抵、黒をスマートに身に纏い、立ち居振る舞いで元ダンサーだと一発でわかるオーラがあるんですよね。つまりかっこいい素敵なおばあさんばかりです。私の先生もそうでした。

さて、レッスン自体は懐かしくて(足は上がらなかったけど)まぁまぁ楽しめましたが今後はバレエクラスには参加しません。おば(あ)さんたちで構成されるピンクとフリルと厚化粧の可愛い世界に私は適合しないからです。黒シャツにグレーのパンツを着ていた私だけがものすごい場違いでした。なんか恥ずかしいぞ!

こういう場合は適合しないものが去るべきなのです。また本格的にバレエをやりたくなったら専門のとこへ行けばいい話ですし。

私もあとは老いるばかりの人生ですが、せめて見苦しくない、欲を言えばかっこいいおばあさんになりたいと決意を新にしたのでした。それにはやはり姿勢!スタイル!頑張ります・・・

何でもないシンプルな服を雰囲気だけで着こなせるのは高レベル

 

ヒョウ柄が自然に似合うおばさん憧れます

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カテゴリー: LIFE