流れに乗る。抗わない。

会社に「1,2年以内に辞めるわ」と伝えた。と言いつつ来年の夏くらいには、と考えている。そのスケジュールは、2回目の手術がいつか、ということに左右されそうだ。

色々な流れが変わってきている実感がある。物事にはタイミングってもんがある、ということは重々承知していたが、やはりこういう流れが変わる時期というのは人生において何度かやってくるもんだ。複数の変化が重なる時期というか。両足の治療もその流れだと思う。まずは足を治さないことには何も出来ないので、それに集中したい。

初めて杖と一緒に電車に乗って外出した。こないだまで席を譲る側だった自分が譲られる側になっている。人の優しさに感謝。しかし両足痛いので、時々杖を持ち換えないと歩けなくなることもわかった。杖のサポートがあればもっとスタスタ歩けるかと思ったら全然そうじゃなく、信号だって無理出来ない。新宿まで往復したのだが(もちろん指定席のロマンスカーで)、自分の歩みの遅さと情けなさに途中で泣きそうになった。前回新宿に来た時はまだあった小田急デパートが消滅し、青空が見えているのを見て、さらに余計に泣きそうになった。外苑の大学キャンパスに通っていた時は新宿経由だったので、思い入れのある駅でもある。

そして買い物よ。杖持って買い物することの不便さよ。いくらリュックを使用しても、だ。右手に杖、左手に買い物かご。物を取るのも一苦労。杖はストラップで手首にかけられるけど、ブラブラするので余計に気になるし。そして、問題は会計の時。エコバッグ出したり詰めたり、財布出したりお金出したり、発狂しそうになった。〇〇ポイントアプリありますか?と聞かれて、たとえ持っていても出す余裕すらない。もうAppleウォッチ決済にするしかないかも。スーパーのレジでゆっくりお会計しているおばあちゃんおじいちゃん、「遅いなー」なんて思ったりしてごめんなさい。

ただでさえ、普段から傘すら持つのが嫌な私だから、こうなることは予想出来たのかもしれないけれど、疲労困憊で帰宅した。嗚呼、早く手術でも何でもやってくれ!!自分の股関節に未練はないから早くサイボーグにしてくれ!!と心から叫んだ。そして、買ってきたケンタッキーフライドチキンをヤケ食いした。

本当にここまで我慢してきた私ってアホなんじゃないか、とも思う。いくら小さな会社だからと言って、私がいなければいないで回していくだろうに。まあ、最近やっとそう吹っ切れたというか、会社に対して諦めと絶望感しか感じられなくなったのも辞める理由のひとつではある。

杖と共に歩くのは、確かに痛い足は少しだけ楽になった気はするが、意外にも腕力が必要なこともわかった。けっこう腕から手が痛くなるのだ。体重をかけるからだろう。これから手術とリハビリが待っている身としては、少しでも鍛えておかないと後々苦労するかも。。。と、また別の心配事が出てきたので、上半身筋トレを再開することにした。ホコリかぶったダンベル出してこよう・・・

親友に、これからしばらく付き合うんだから杖に名前つけたら?と提案された笑。画家の名前にしようと思っている。

「流れに乗る。抗わない。」に2件のコメントがあります
  1. 僕には、医学やリハビリの知識がありません。残念なことによい画家の名前も思い浮かびません。とにかく、お大事になさってください。

    1. とさまさん
      ありがとうございます。私もまだ良い名前が浮かびません。そもそも西洋なのか日本なのかも。
      焦らず頑張ります。

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