クルマと音楽とファッションと

サムネイル画像は、大好きな作家さん、富田直樹さんの作品。油絵です。

彼の描く若い日常風景がとても好きです。私が作品のモチーフに友人たちを好んで用いるのは、彼の影響かもしれない。

最近公開された日産のアニバーサリー動画。本編とは関係ないけど、見上愛ちゃんて不思議な造形美だなあ。目と目がすごく離れていて鼻が低いのだけど、すべてのパーツが美しく見えるバランスをお持ちで。ただ、現在放送中の大河ドラマの平安装束より、やはり洋装のほうがとってもお似合い。

日産は90年なんですねえ。。。1分53秒あたりに登場するのはシルビアだと思いますが、この佇まい、痺れます。その後、Z33の展開が。。。当時、Z33に乗るような男性は「モテるクズ」が多かったんでしょうか?ていうかあんなネックレス自然に落ちるとは思えないから、浮気相手が仕込んだってパターンかも。いや、浮気相手が本命で、主人公のほうが浮気相手?自然に落としたのではないなら、Z33の中でイチャついていたってこと?いや、センターコンソールがデーンと邪魔をしているのだからイチャつくの実質難しいよね?と、色々と妄想と突っ込みが止まらない動画でした。クルマが現代になると、なんか熱が引くのはなぜなのだろう。でも、昔は「デートカー」って呼ばれていたカテゴリがあったんですよね?プレリュードなどがそうだと聞いたことがあります。Zもそうだったんでしょうか?こないだ黄色い33が走っていましたが運転手は初老の男性でした。若い頃から乗り続けているとしたら愛を感じますし、ああいう感じの若者だったんでしょうかねェ。

自分がもう少し若い頃、フェアレディZを運転するおじさん(おじいさんも)たちを見て、年を重ねてからZみたいなクルマに乗るの素敵だなあ、と思っていました。まさか自分が乗ることになるとは・・・

クルマじゃないのですが、アニバーサリー動画で大好きなのが、BEAMS40周年(2016年当時)の作品。もともと『今夜はブギー・バック』が私の人生のオールタイムベストでもあるので、この映像は本当に素晴しく、懐かしいのです。多分皆さんも懐かしいはず。

私はファッションにはそれほど入れ込んでなかったのですが、中学生の頃はOliveは毎号必ず読んでいたし、鎌倉から渋谷までは横浜で東横線に乗り換えれば楽に行けるということを覚えたのもあの頃。でも、自分の青春はやっぱり90年代なので、この映像の中でも90年代からが「きゅん」となります。iモードの「センター問い合わせ」を何度もやって好きな相手からのメールを待っていたあの頃。。。そして、小室哲哉氏の楽曲群。1曲選ぶとしたらglobeのDEPARTURESですね。JR SKI SKIですよ。私は結局スキーとは無縁の人生になりそうですが、あのCMはとても好きでした。

クルマとか音楽とかって、一瞬で当時に引き戻されるタイムマシンアイテムだと思います。

人生のオールタイムベストと言えば、クラシック音楽以外で私が死ぬまで聴くであろう100年に一度の名曲として『丸ノ内サディスティック』を挙げたいのですが、これは本当にマスターピースとしか言いようがない楽曲で、今でも気分に合わせて数々の違うバージョンを愛聴しています。丸の内線に乗車する時も必ず聴きたくなる不思議。あの歌詞、あの旋律、あのコード進行。私はデビュー以来の林檎ファンなので、好きな楽曲は山のようにあるけれど、冷静に考えて彼女の作品の中で不動のベストワンは丸サということに異論無し。この曲は私にとってタイムマシンじゃなく、今も現在進行形なのです。

それじゃあ昭和時代、私にとっての名曲って何だろう?と考えると、たぶんこの楽曲。

カッコいい!

この曲に登場する女性が、幼少の頃の私の「いい女」像であり、それは今も変わらない。乾いた都会の片隅で、いい女は孤高でなければならない。いい女は涙を無駄遣いしない。いい女は速い車に乗っけられても怖がらない。でも、好きな男が現れたらきっと私の世界が変わる・・・明菜ちゃんが歌って正解だったけど、陽水が歌っても、King Gnuが歌っても、ミヤジが歌っても、この歌の世界観が変わらないってのがすごい。

今現在の毎日を、2024年の日々を、こうして生きているわけですが、時々無性に昔の気持ちに戻りたくなったりします。最近、昔を振り返る作業が続いたせいもあるのですが、つい「私はどこで人生の選択を間違えたのだろう?」などと思ってしまう。

その話はまた別の機会に・・・・・