美の化身たち。

オペレーションに問題を抱えていた当サイトも、友人の技術によって復活。感謝!愛車ルーテシアもそうだが、友人たちの知識とアイデアと技術によって何度も救われている。

世の中、知らなくてもいいことのほうが圧倒的に多いのは間違いないが、知らないと損をする情報も確実に存在するのは確かだ。携帯電話の料金やキャリアの乗り換え方法などもそう。まずはネット等で自分でリサーチしてみたりするが、それでも腑に落ちない時は詳しい友人に相談。

その人が持っている知識、技術はその人の経験や勉強によって培われた財産だと思っているので、友人と言えど些細なことでその財産を使って頂くのはいつも申し訳なく思う。宣言が明けたら、お酒や食事を御馳走したいと思っている。

さて、レポートを2つ提出してホッとしたのも束の間、今度は試験勉強。年度末に向かってバタバタするのは毎年のことなのだけれど、今年はもう余裕ぶっていられない。

しかし、試験勉強のために借りてきた美術大全集を開くと、見入ってしまって腑抜けになる。このサイトはいちおう私が美しいと思った事象(あるいはその正反対も)などを書き残してきたが、今日の美しいものを書き留めておきたい。

中央アジアとインドの美術を主に眺めているのだが、古のガンダーラの造形が美し過ぎて呆けている。ガンダーラという歌を歌える人は私と同年代だろう。夏目雅子の三蔵法師だ。

とにかく仏像が美しい。日本の仏様にはそれほど惹かれない私がひと目惚れした仏様はこのお方。

『仏陀頭部』4-5世紀 現アフガニスタン出土 

あぁぁ美しい。この上品な色香、顔の傾きが醸し出す憂のある表情、流し目のような視線の流し方・・・。首だけというのがまた。全身像として出土されていたらまた印象が違ったかもしれない。このお方にはロンドンに行かないと会えないらしい。当分行けそうにない・・・

にしても、古代イケメンだらけ。

『釈迦如来立像』2-3世紀 現パキスタン

見るからに頼もしい体躯、意志の強そうな精悍なお顔。

『弥勒菩薩坐像』2-3世紀 現パキスタン

正直タイプ。こんな仏様を前にしたら昇天する。信仰対象は美しさが必要。

大陸は繋がっているので、こうして西方の文化がアジアに入り、日本の美とはまた違った造形が生み出される。アジアは美の宝庫だ。混血は美しい。

それにしても、私が驚愕したのがこちら。ものすごい既視感が。

ルーヴル美術館にいるあの女性に似ている!『アフロディテ女神立像』 紀元前2世紀 トルクメニスタン

ギリシャ彫刻の様式がここまで届いている、というのはすごい。ロマンを感じる。

そして、生きている間に絶対に実物を拝みたい、私が世界で一番美しいと思う壁画がこれだ。インドにある。

『守門神』 6世紀前半 アジャンター第一窟壁画(部分)

絵は目が非常に重要だと再認識した作例でもあり、あまりに神々しくて長い間見ていられない。アジャンター石窟に行かずして死んだら後悔するだろう。こういった遺跡群は僻地にあるので(ゆえに現存している)、行くだけでも大変そうだ。美術館で一枚の絵を前にして耽るのも素晴らしい時間だけれど、こうした遺跡でその空気ごと味わうのはまた格別だろう。

旅行のガイドブックより、こうした美術書を眺めているほうが旅に出たくなる。人間は愚かではあるが、何千年も前からこうした美を創造出来る生き物でもある。素晴らしいと驚嘆する一方で、文明の進化はあっても人間自体の進化はないようにも思える。数年前に課題で老子を読んだ時は絶望したものだ。現代でもまったく同じことが繰り返されているから。

では、また勉強に戻る。

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