クルマで巡る伊勢神宮

6年前に鈴鹿サーキットへ初めて訪れた際、参拝した伊勢神宮。今回は外宮、内宮に加え、少し離れた瀧原宮へ参拝することが目的。なぜならば、昨年の治療時にお守りとしていつも持っていた、親友が贈ってくれた天然石、私へ渡す前にこの瀧原宮の川で洗ってくれたそうな。今こうして無事に生きながらえていることの感謝も込めて、今度は私自身がこのブレスレットを洗い清めに行った次第。

Zでは初めての本格長距離だ。朝6時半くらに出発し、藤沢インターから新湘南バイパスに乗っかればそのまま伊勢まで高速オンリー。途中のSAPAでまめに休憩を取りながら、新東名をスムーズに流して昼過ぎに着。

Zで高速走るの楽〜!しかも燃料計の減りもめっちゃ遅い!やはり高速クルージングがこのクルマの適正なのかも、、、と思いながら気持ち良く走る。途中、長島スパーランドのあたりで渋滞があったが、多分あそこはいつも混んでるんじゃないか・・・

神宮の別宮、瀧原宮。

内宮と同じく、天照様が祀られている。静かでひっそりしていてとても素敵なところだ。この空気感は近所の神社では味わえない。参道ではねじれ杉が人気らしく、通りすがりの人たちが幹に触れてパワーをもらっていた。私はその先の曲がった杉のほうに強さを感じたので、こちらにくっついてエネルギーを頂く。セミの声すら神聖な響きに聞こえてくる。

この清流で天然石を洗い清める。ふと横を見ると若いお兄さんも石を洗っていた。

人も少ないので、ゆっくり参拝出来る、

敷地の外には道の駅が隣接しており、軽い食事や休憩も取れる。ショップでは木地師が作った器なども売られている。

時間に余裕があったので、翌日に行く予定だった外宮へ向かう。途中でゲリラ豪雨に襲われるが、外宮に着く頃には止んでいた。6年前と同じ駐車場へ駐車。雨に濡れて緑が濃く、美しい色をしていた。

外宮の敷地にある「せんぐう館」はオススメ。ここは20年に一度行われる遷宮についての資料館なのだが、日本の本当の「匠の技」を見ることが出来る。職人さんたちには尊敬しかない。おやしろを建てる際、すべてのものに意味があり、しきたりがある。建築好き、民俗学好きには楽しめるのではないだろうか。300円払ってでも見る価値はある資料館だ。休憩テラスに設置されている大きなタブレットでは、日本古来の文化、例えば日本の色彩などについての資料が気軽に閲覧出来、私は自分が日本画の勉強をしていることに誇りを持てた。日本の色の名前はどれも美しい。夢中になって眺めていると、閉館時間になってしまった。

この日はこれで終わり。ホテルへチェックイン。伊勢はあまりホテルを選べないのだが、駐車場が広そうなので選んだキャッスルイン、駐車場は狭かった笑。ただでさえ大きいZを、ただでさえ狭い駐車スペースに、たたでさえ幅を利かすミニバンたちの隙間に停めるのは神経を遣う。

ここのホテルは最上階に展望風呂という大浴場があるらしいのだが、他人と一緒のお湯に入りたくない私はもちろんパス。狭いユニットバスでも、入浴剤を入れてゆっくりするほうがずっといい。歩き疲れて21時前には寝てしまった。

翌日は早々にチェックアウトして、そのまま内宮へ。少し離れたB5駐車場に入れた。ここのエリアはおかげ横丁を歩きながら内宮まで行けるルートにあるので、買い食いしたい人にはわりと便利なエリアだと思う。しかし今回はあまりの暑さで途中で倒れるかと思った。

何はともあれまずは参拝。いくつもの結界をくぐり、天照様の元にたどり着く。いつ来てもここは不思議と気持ちのよい微風が吹き抜けていると感じる。生かさせて頂きありがとうございます。

五十鈴川でお清め。

江戸時代、お伊勢参りが流行ったというが、江戸から伊勢まで当然庶民は歩いてきたわけだ。宿場町で休みながら山を越え川を越え・・・すごい。

帰りは往路より飛ばすクルマがとても多い。私がだいたい110〜120km/hくらいで走っている横をあれだけ速く抜けて行くのだから140以上は出てるのでは。飛ぶような速さで追い越し車線をかっ飛んで行ったスバルの白いワゴンがいたが、数十キロ先で事故っており、渋滞の原因となっていた。フロント大破、タイヤが変な方向を向いていた。一緒に軽自動車も事故っていたが、恐ろしい、、、、あの速さで走れる人は、ちゃんと止まれる技術もあるはずだよね?違うの?久々に長時間高速を走行していて感じたことだが、追い越し車線をかっ飛んでいくクルマ御三家はレクサス、アウディ、メルセデスで、だいたいボディが黒く、わかりやすいナンバーをつけている。なんか君たちワンパターンだよね、と彼らの後ろ姿を見るたびに思った。この時期のミニバンは家族連れが多いのか、わりと普通のクルマが多かった印象。

私のZは、富士スピードウェイの全開走行でも感じたことだが、加速する時も一切「頑張ってます!!」感がないまま加速するし、車体がどっしり安定しているせいか60km/hで走行している感覚と、120km/hで走行している感覚とが、それほど変わらない乗り物。ルーテシアゼンで新東名を走った時、120km/hくらいになるとそのまま離陸しそうな感覚になったことをよく覚えている。Zにはそれがなく、どこまでも地に足がついた感じ。

残念だったのは酷暑またはゲリラ豪雨という天気だったので、屋根を開けられなかったこと。田舎道は気持ち良さそうだったのだけれど。

やはりクルマの旅は楽だ。荷物をトランクに放り込めるし、自分のペースで移動出来るから。その代わり常に神経を張ってるから気疲れはするけれども。ただ、昨年から私は謎のホームシック病に陥っており、どこか他の街へ行くと地元が恋しくなる。以前は旅に出れば帰りたくないタイプだったのに、逆になってしまった。

今年はもう旅の予定はないが、次はおそらく来年の京都かな。学校だけど。

「クルマで巡る伊勢神宮」に2件のコメントがあります
  1. 伊勢神宮はルーテシア時代に行きました。手水舎の代わりに川ってのが凄いですよね。高速かっ飛んで軽を巻き込む事故は煽ってぶつけたか、軽が遅すぎたか。煽ってぶつけたんだろうなって事故はたまに見ますが、120キロ制限を90キロくらいで追い越し車線出られるとホントに危ないので、一概にかっ飛びだけが悪い事情じゃないときもありそうですが。

    1. リーパーさん
      私も最初はルーテシアでした!初の長距離で、帰りの岡崎あたりでちょうど走行距離が1万キロになったので良く覚えています。

      見た感じ、軽に突っ込んだのではないかと思います。軽自動車も結構なスピードでかっ飛ばしてる人いますけど、何かしらアクシデントが発生したのでしょうね。
      Zで前のクルマを追い越すために追い越し車線へ入って加速すると、追い越し車線にいる前のクルマがどいてくれてしまうのですが、私としては1台抜いたらまたすぐに左に戻るので「どかなくていいよ〜」と何度も思いました。。。

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