それはすべて美点です

やっぱり天気の良くない日は体調も良くない。これまで天気との関連性を自身ではあまり感じたことはなかったのだけど、今年はとても感じる。体調って気分とも密接に繋がっているから、それもあるんだと思うけれど。パッとしない日が続いている。

コインパーキング精算のために、100円玉をシフトゲートの平なところに置いたら、そのままつつーっと滑って隙間に落ちてしまった。見た感じではそんな隙間なかったのに、結構ショックだ。Zには「使い勝手のいい、ちょっとした」小物入れというものが無く、こういう時にちょっと困ってしまう。ルーテシアには半端な物入れが何か所かあったが、まあ無ければ無いですごく困るってわけじゃないからいいんだけれど。

そんなわけでセンターコンソール部分をぼーっと眺めていたら、今更運転席側に傾いていることを知った。サイドブレーキは助手席側にあるんだけど、ルーテシアもそうだったから違和感はない。

あまり見かけない車種に乗っていて良い点と言えば、周囲の人が同じ車種を見つけると嬉々として報告してくれること。ルーテシアの時もそうだったが、Zも「Aさんと同じZを見た！！」と何人かから言われる。私のZと同じ色、同じ型式っぽいのは、私自身も一度見たことがある。鵠沼のセブンイレブンに入って行った。この子は以前職場の人が見たZと同じ個体だと思われるので、湘南地域に棲息している模様。それから、駐車場に停まっている青いZ34ロードスター、オレンジボディのZ33ロードスターは複数回見ているので、湘南地域棲息組であろう。が、週末の早朝に134号線を走ると、屋根開きのほとんどが新旧のマツダロードスターに占められている。見るからに軽快で気持ち良さそう。次いでZ3とかZ4のBMW組。あとは色々。そして見た感じ99.9％がミドルエイジ以上の男性一人乗りだ（残りの0.1％は私だ）。

さて、ちょっと古い記事ですがたまたま見つけて驚愕したので。

女子がデートでスポーツカーを嫌がる本当の理由とは | 自動車情報・ニュース WEB CARTOP

わはは。いつの時代の価値観だ、これは。

まあ私はすでに女子という年代ではないけれども、ここに書かれているスポーツカーの特徴は、私にとってはすべて「美点」でしかないのだが。

執筆している方は女性の記者で、過去に何度か比較的まともな記事も読んだことがあったので、こんな下らない記事も書かないとやっていけない業界なのね・・・と思うことにする。

この記事に書かれているようなスポーツカーって、いや、そもそもスポーツカーって運転しなければ楽しくないクルマであることが大前提ではないだろうか。だから、隣に乗るのがイヤ、というのは理解出来る。プラスアルファの楽しみがなければ（例：ドライブ自体が好きだとか、クルマ自体に興味があるとか、たまに交代で自分も運転するとか）そりゃ楽しくないだろうよ、と思う。だから、ここに書き並べられているNGな点はすべて「そもそもそれ以前に」という前振りをつけたい。だって、運転している人だけが自己満足で楽しいクルマ、それがスポーツカーだと思うから。

都市部ではクルマでデートすること自体が少なくなっていると感じている。だって渋滞しているし都会の駐車場は狭いし高いし、ちょっとした店に駐車場があるとは限らないし。私が住んでいる湘南地域でも、昔に比べるとカップルで仲良く乗ってるクルマって少なくなったな、と思う。尖ったスポーツカーはほぼ男性一人乗りだし。反対に見ることが増えてきたのがタイムズのステッカーを貼った都内ナンバーの車両。つまりそういうことなのだ。やっぱりクルマを持ち、維持するには高すぎる時代になった。私もZの燃料費＞自分のランチ代みたいなことになっている。それに、古いクルマになればなるほど高くなる税金も謎だ。私の場合は趣味にも近いし好きだから乗っているので甘んじて受け入れている部分もあるけれども、やはり高いと感じる。特にこだわりが無ければクルマを持たないという選択肢もあり得るだろう。

私は乗れるうちは運転を楽しみたいと思っているが、その前に乗りたいクルマが見つからないという事態に陥る可能性のほうが高いかもしれない・・・・