BLOG  ゲイジツ家の秋

 

夏の間に体調を崩してウダウダしているうちに時は過ぎ・・・

このサイトも記事のドラフトはいくつかあるのですが中々仕上がらずに更新出来ずじまい。そんな中、大学のスクーリングが始まり、なんかもうめちゃくちゃ忙しくなってきました。洗車すら出来ていない!

そんな中、愛用している手帳である「江戸帖」の2018版が手元に届きました。この手帳、スケジュールを書き込みやすい上に旧暦での表示や江戸のあれこれ、浮世絵や工芸品のウンチクなど盛りだくさんで私にとっては最高の手帳。

さて、今回学校の授業で下絵を描くのに色鉛筆を使いましたが、これがもう辛くて辛くて。私は惚れこんだクルマがたまたまフランス車だったので国産車とかには興味がないのですが(というよりむしろ、ルーテシア以外のクルマに興味がない)、色鉛筆に限って言えば国産が良かったなぁ、と。

色鉛筆・・・もともと好きじゃないのですが、前から持っていたオランダ製色鉛筆のあまりの使えなさにショックを受けました。私は日本的なパキっとした色や、少し渋みの入った色味が好きなのですが当然ヨーロッパのカラーヴァリエーションにはそんな色はなく。基本的に色鉛筆はそのまま単色だけで仕上げることはほぼないのですけど、何色か重ねて作り出そうとしても濁ってくるほうが早い。花の紅っぽい色だとか植物の葉の緑なんかはとても苦労しました。これは常々映画やヨーロッパの映像を見ると感じるのですが、山や葉の緑が日本とは違うんですよね。しかも60色もあったって使える色は決まってくるので、使わない色のほうが多い始末。仕上がった下絵だけ見れば違和感はないのですが、実物と見比べるとその色の違いは歴然でストレスフルに。以前、果物を描いた時はそんなこと感じなかったんですけどね。

そして芯の柔らかさ。私程度の筆圧でもポキポキ折れまくるのであっちゅう間に短くなります。試しに国産色鉛筆を借りて描いてみるとスラスラ描けて作業が捗ります。色も違和感がないし、写生で日本の色を表現したいなら国産だべ。なんて気づきがありました。まぁこれは好みや描くものによって変わってくると思うので捨てずにおきますが、トンボの色辞典が欲しいなぁ、なんて思っています。でも多分今後はもう色鉛筆あまり使わない予定なので迷うところ。これから色鉛筆を買おうかという方は、買う前にしっかり色を確認してから買いましょう。私みたいに「なんかオシャレ~」とかいう理由で適当に欧州モノを選ぶのはおススメしません。

これがクルマのボディカラーだとまた話が違ってきます。ルーテシアの赤も白も黄色も青も、国産車には無い色味です。私の身近にいて、わかりやすいのは白と黄色ですかね。ルーテシアの白はキラキラしていない、非常に冷たくソリッドな白です。硬くてクールな温度の低い白。日本で「白」という色のイメージとは裏腹に、私の中では「悪の白」と呼んでいる素敵な色です。私の周囲にも白いRSが多いのですが、いつ見ても美しいなと感じます。黄色はゴールドのスパイスが入っているような感じです。下品なパキっとした黄色ではなくて、ヴィヴィッドなんだけれども柔らかい洒落っ気のある美しい黄色です。日本で言うとところの「山吹色」に近い印象もあります。薄い青のブルーは、フランスに行くと家具がよくこの色だったりします。椅子とかテーブルとか棚とか。青は青なんですけど、他のどのカラーとも相性がいい親和性の高い青ですね。ミルキーな色です。

そして我が赤、ルージュ。
未だにこの色と同色の口紅を探し求めているくらいに好きな赤です。朱色でもない、ワインレッドでもない、「深紅」とはこのこと。深いけど派手。鮮やかだけどケバくない。赤が好きな私が惚れ込んだ色です。眺めているだけで幸せになれる色なんてそうそうありません。

普段、服とか持ち物とか、かなり色にはこだわるほうだと思っていますが、ルーテシアが数台並んでいると見入ってしまうのはそんな美しさがあるからです。って結局またルーテシア愛を語ることになってしまいました笑。