BLOG ルーテシアのお尻

連休も終わり、またいつもの日常に戻っています・・・いや、戻っていない。

連休中の授業はまだ続きがあり、今月後半、来月、8月と行われる予定です。何をやっているのかと言うと、40号(100cm×83cm)に人物画を描く、という制作なのですが、今回はクロッキーに始まり写生の途中で日程が終わりました。

モデルさんを描く、という作業は当然初めてのことで、さらにヌードを描く、というのも初めての経験!
モデルさんは2名いらして、薄幸系のほっそりな方と、肉体派系のむっちりな方。まずお二人とも描かせて頂き、私は最終的にむっちりさんを選択しました。だって!やはり女性の体は曲線ですよ。特に腰からお尻は最重要ポイント。ルーテシアのスタイルがお好きなそこのあなた・・・もちろんわかって頂けますよねぇ!?(詰め寄る)

着衣とヌードからも選べましたので、私は当然ヌード。それも、座位の後ろ姿に異様に惹かれたので、これで制作することに決めたのでありました。

女性の後ろ姿と言えば、写真家マン・レイの有名な作品に、こんなのがあります。

 

Le Violon d’Ingres 1924

 

今回描かせて頂いたモデルさんは肉つきの良い方だったのでとにかく曲線とお尻の重量感がとても雄弁で・・・大いなるロマンを感じ、あらゆるストーリーが脳裏に浮かんできました。くびれたウエストから接地しているお尻までのなだらかなラインと急カーブの丸みの官能的なコラボレーションが、愛車ルーテシアのお尻を思い起こさせます。変態・・・もうこうなったら変態上等ですよ!最終的に、髪型や背景は自分の好きに出来るのでずっと妄想中なのですが、スクーリングが終わってからも目の前にお尻がチラついて困っています。

しかし、観て「美しいなぁ」と感嘆するのは簡単ですが、それを自分の手で紙の上に再現するとなると、これがもう阿鼻叫喚。何度も消し、遠くから眺め、近くから観察し、また消して。上手くいったかな、と思っても先生のアドバイスでまたやり直したりして。「お尻の”くるん”が見えてないね」「足首がちょっと細すぎるね」「背中の肉の凹凸をグラデーションで表してみて」などなど。そうは言ってもねぇ先生・・・と泣き言を言いたくなるのをぐっとこらえて、手を動かして。

次回からはまず色鉛筆で色が入ります。肌の色って均一ではあり得ないじゃないですか。私は後ろ姿を選んだので、肌の面積が大きく、繊細に描き込んで行かなければなりません。そしてこれは草稿なので、40号の本番ではどうなっていることやら。でも、美しいものを描くことに挑戦出来る喜びみたいなものをずっと感じて、至福の学習タイムです。

何を美しいと思うかは本当に人それぞれ。今回はモデルさんを360度どこからでも描けたのですが、私はプルルンなおっぱいよりも首~お尻のラインに感動したので後ろ姿にしました。が、前方から描いている方が圧倒的に多かったです。洗車の時にルーテシアのお尻を拭き上げる気持ち良さを思い出したら、「やっぱりそうだよな」って自分で納得(笑)。モデルさんのお尻を写生しながら愛車のお尻のことを思い出している人間は教室内で私くらいなものかもしれません。

 

完成の暁には、皆さんにもお見せ出来る程度の作品になっていればいいのですが・・・

 

「BLOG ルーテシアのお尻」に4件のコメントがあります
  1. もちろんわかって頂けますよねぇ!?

    もちろんですよ!

    きっととても魅力的なモデルさんなのでしょうねぇ。一見の価値があるというか。後姿のライン、山や谷の線が少ない分難しそうな気がします。

    1. また今週末もお尻と向き合います笑。
      ルーテシアのお尻好きな方には魅力的なモデルさんだと思います。仰る通り凸凹がほとんどない後ろ姿なので、やはりアウトラインが大事ですね。あとはいかにして肌の陰影や肉感を描き込むかが大変難しいと思います。どうしたら「色気」のある背中に描けるのか私にも皆目わかりません・・・

    1. ありがとう、美画になるかはわからないけど(その前に完成するのかどうかも怪しい)励みに頑張るよ・・・

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