初のオンライン・コンサート鑑賞

世の中がこんな状態になり、アーティストの方々はコンサートやライブが中止、延期の嵐。観客である私たちもどうしたら彼らを支援出来るのか考えて行かなくてはならない時代になった。しかし、今ではインターネットという便利なものがあり、私の応援しているアーティストさんたちは積極的に自ら発信し続けている。

今回は音楽。
私が今後応援していくと心に決めたピアニスト・音楽家・Youtuberである角野隼斗a.k.a かてぃんの無観客コンサートがオンライン配信されるという。迷わずチケット購入。すでに中止になってしまったリアル・コンサートの振替のような形で、場所は浜離宮朝日ホール。2台ピアノということで、弱冠18歳のピアノ魔術師、亀井聖矢くんを相方として、開催された。

オンライン・コンサートの観客になるのは初めてだったので、無事に鑑賞出来るのかドキドキしながら開始時刻を待つ。Wi-Fiの通信状態を確認し、無駄な電波は切り、パソコンをスピーカーに繋げ、待機。

時刻になるとタキシード姿の2人が舞台に現れる。そして演奏が始まった。最初は映像がカクカクしてせっかくの手元の動きが台無しだったが、その後改善された。

無観客でのオンライン・コンサートって・・・何がストレスって、拍手が演奏家に届かないことだ。これに尽きる。パソコンの前で拍手したりブラーヴォ!と叫んでみたところで、演奏家には届かない。これは予想以上にもどかしかった。演奏が素晴らしければ素晴らしいほどもどかしいのだ。曲を弾き終えた瞬間から、本来なら拍手の嵐が彼らを囲むはずなのに、スタッフのわずかなパチパチだけ。これは切ない。生で1100人が視聴しているから、本来なら1100人ぶんの(実際のホールのキャパは500人くらいか)拍手喝采が彼らの元に届かなければならないのに。

演奏のほうは、もう言葉にするのも大変なくらい。というか言語化される前に感情のほうが先走る類の音だ。
普段Youtubeで見るかてぃんから、ピアニスト・角野隼斗の顔になっている。相方の亀井くんとの息もピッタリで、美しく豊かで壮絶なラフマニノフのピアノ組曲は感動を通り越して唖然として聴いた。
もちろん、各自のソロ(バッハ、ショパン、パガニーニ&リスト、サン=サーンス&リスト)も、本来ならこんなソファにもたれながら聴くレベルの音楽ではない。ホールの客席で、彼らの奏でる音と残響に酔いしれるべきなのだ。
私は彼の奏でるピアノの音がたまらなく好きなので、早く生で拝聴したい。

かてぃんがタキシードでピアノを弾く姿をここに載せたいのだが、舞台画像は私的利用も禁止なので我慢。

代わりに今回演奏したラフマニノフの組曲2番から「タランテラ」。コンサートの予告編としてアップしてくれた映像をば。リモート演奏でこのコンビネーション恐るべし。そして組曲の最後にこの曲を持ってきたラフマニノフ恐るべし。カッコいい曲です。

wikiによれば、好きなアーティストはラフマニノフ、ショパン、上原ひろみ、ジェイコブ・コリアーとのこと。ああ叫びたい、「私もまったく同じだ!!」と。ジェイコブは数年前にBLUE NOTE TOKYOのライブで聴いたことがある。音楽オタクを極めるとこうなるのだ、という見本のような男の子だった。上原ひろみは死ぬまでに生で聴きたいジャズピアニストの筆頭である。デビュー時から好き。

今回は収録したものをイープラスで生配信、その後アンコールはYoutubeにてライブ配信という斬新なスタイルだった。若いアーティストたちは本当にうまく活用している。ファンもコメントやスパチャで直接感動を伝えることが出来るし。しかしYoutubeの場合は基本的に無料で視聴出来てしまうのがメリットでもありデメリットでもある。門を誰にでも広く開けられるのは素晴らしいことなのだが、やはり「お金を払うべき」クオリティの芸術があるのだ。無料=良い、では決してない。

こんな時代になったからこそ、皆さんも好きなアーティストは積極的に応援して欲しい。どんなジャンルでも。

例え遠隔でも素晴らしい音楽を享受出来ることに感謝したい。が、音に酔いしれ、演奏に心震わせば震わすほど、「ああ、これをホールの席で生で聴いたらどんなに素晴らしいのだろう・・・!」と欲深になってしまう。

早くまた自由にコンサートや展覧会へ行ける世の中になって欲しい。でも、おそらく当分は席の間隔を開けたりするから、どの公演もチケット争奪戦になりそうな予感がする・・・

でも、やっぱり、結局、なんだかんだいっても、
音楽っていいね。

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