皆さん、鏡は見てますか?
先日、久々に会った友人(年増男)が、まるで「たった今、入院先の病院から脱走してきました」という風貌だったので、思わず「なんか不潔感が漂っている~」などとヒドイことを言ってしまいました。
肌が薄汚れているわけでもないし、服も小綺麗だし、嫌な匂いがするわけでもないのに、この不潔感はどこから来るのであろうかと観察していたのですが、どうも色々と最低限の手入れが行き届いてない顔と頭にあるような気がしてきました。例えば、ヒゲのある顔は個人的にかなり好きですが、手入れされてないヒゲが似合うのはほんの一握り、つまりあえて不潔な感じがカッコ良く決まるのはジョニー・デップクラスでないと難しい? しかし、清潔感があればいいのかというと、一概にそうも言えない。これは個人の嗜好によるところが大きいと思いますが、私は男性の見た目の「清潔さ」にはあまり重きを置かないほうなのですけど、今回ばかりはそれでも許容範囲外でした。「あなたがやるべきことは今すぐ床屋を予約することだ」と言って早々にバイバイしてきました。
「最近、鏡見た?」と聞いてみたところ、「見てない」と返事が。聞けば、確かに洗面所には鏡があるが、見てないというのです。そんなことがあり得るのか!と驚きましたが、他に意識がいっていると自分の見た目なんかどうでも良くなるそうです。確かにそれは理解出来ます。私もひと様には決して見せられないような姿で没頭していることもありますし、そういう日は面倒で風呂にも入らなかったり。でも、外出する時はさすがに整えますよ。特に、人と会う時は。だから、「まあ、相手が私だから気を抜いたのかもね」と生暖かい結論としておきました。
私も朝の鏡は絶望することが多いです。遅くまでPCに向き合っていたりするとクマと腫れと充血の三重苦だし、乾燥で唇カサカサだったり、ひどい時はむくんでいたりと、様々なトラブルが朝の顔には表れます。ああ恐ろしい。でも現実を受け入れなければ対策も見えてこない。ほら、直視するんだ現実を!と自分に発破かけてみたり。
今まで、男女間で見た目に対する意識は違うと思ってきましたが、一部の女性と同じように若さや見た目に執着する男性も実は少なくないのかな?とこの記事を読んで思いました。
[blogcard url=”http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/02/love-and-book-3_a_23351014/?utm_hp_ref=jp-arts-culture”]
この方は元ホストさんですから当然見た目が重要だというのはわかるのですが、一般男性、特に老いにさしかかった人はどうなんでしょうね。時々、見た目の年齢からして明らかに不自然な黒髪の人とかいますけど、ちょっと目を逸らしてしまいます。男性は白髪混じりが素敵なのに、女性になると貧相に見えてしまうのも不思議です。人を外見で判断するのは良くないかもしれませんが、内面は少なからず外に出るものだと私は考えているので(クルマの選択なんかもそうですよね)、この記事にある「オレ流」というのは納得出来ます。偽りのない自分に自信を持つ。なかなか難しいですけど、年齢を重ねるにつれて大切になってくることなのではないか、と私も感じます。
記事中に出てくる「眠れる美女」は、フランス人の友達が大好きなお話。私はまだ未読ですが、おじ(い)さんの本質を覗くのに参考になりそうなので読んでみたいと思います。
ある同僚も鏡を見ないと言っていました。私より年上とはいえまだ30代なのに。で、よく変なところに寝癖がついています。笑
私の場合顔に目やになどゴミが付いていないか、髭は剃れているか、眉毛・鼻毛の具合は?と気になって一瞬チェックします。時間のあるときにマジマジ見て「小ジワ増えたなぁ」と思ったり。「若さによりモテる」とか無縁なのでそのあたりでは恐くないです。汚い状態がイヤ、ということです。といった具合で一応気をつけてはいるのですが汚い部分があったらすみません。笑
全然、大丈夫ですよ。むしろひろさんは頭のてっぺんからつま先までピカピカじゃないですか。
昨日観た「紅の豚」の豚も、豚なのに妙に小ぎれいな洒落男でしたよね。いやー、いい映画でした笑。
やはりその人の感性とか流儀とか人生哲学とかっていうのは、少なからず表に出るものなんですよね。これは女性にも言えます。
素材の問題はそんな大したことではないと思ってます。