BLOG ホテル趣味

手っ取り早い現実逃避

ホテルに泊まるのが好きです。
特に旅先でなくとも、非日常でリラックスしたいとか、逆にエネルギーを補給したいとか、単純に何も考えたくないとか、そんな時に利用したりします。お金が出て行く一方なので頻繁には行っていませんが、自分の好みに合えばどこでも楽しい。ただし、旅館は苦手。

旅館はもう本当に・・・合いません。
ご挨拶だお食事だお布団の準備だ、と人が入って来ますよね。私はいったん部屋に入ると放っておいて欲しい人間なので、対応するのが面倒なんです。それからやっぱりお食事ですね。和食が苦手なのは致命的です。一度だけ特別に洋食を用意してくれた旅館がありましたが、残念ながら温泉も苦手なのです。個室露天風呂であってもです。和食ダメ、温泉ダメ、人の出入りがダメ。そんな私が楽しめる旅館はほとんどありません。畳に布団は好きなのに笑。

旅館以外であれば、都会の高層ホテルも高速沿いのビジネスホテルも、地方の観光ホテルも、(最近は行ってませんが)場末のラブホもそれぞれに楽しめます。

 

尾道にて。小さな窓は絵画のフレームのよう。

 

それぞれの楽しみかた

都会のホテルの場合は、プライベートではお食事メインで泊まるわけではないので、フルコースのお料理などは必要としません。そこで登場するのがホテル版B級グルメ。バーメニューとも軽食メニューとも言いますね。ハンバーガーやクラブサンドウィッチやカレーなどです。小腹が空いたらすぐに食べられ、案外ボリュームがあって満足度も高い。逆に朝食は食べたり食べなかったりなので、どこも同じ感じの印象。そして、やっぱり夜景ですね。夜の景色が好きな私には外せません。それは基本的にどこのホテルでもそうで、どんなに窓が小さくても外の風景を眺めるのは楽しみのひとつです。自分の家から離れれば離れるほど気分が上がります。

クルマ移動の時などに利用するインター沿いのホテルでもそうです。テレビはつけず、好きな音楽をiPhoneから流して、大抵喫煙部屋を予約するので窓の外を眺めながら、誰にも遠慮せず優雅な一服を楽しみます。例え、窓から見えるのが近隣のパチンコ屋のネオンでもいいんです。狭いユニットバスでもOK。持ち込んだ入浴剤で泡風呂に仕立て上げればそこは天国。一方、場末のラブホはもうそれ自体がアミューズメントなので、いかがわしい外見ほどワクワクしたものです。どんな部屋か入るまでわからないギャンブル的なところがありますけど、入ってビックリ!がまた楽しくて。普通っぽい部屋だとすぐに出たくなりましたねぇ。ラブホがシティホテルに優っている点は・・・お風呂?

 

早くも今年のナンバーワン決定か

先日、京都へ行くことが決まった時点で、市内のホテルは価格高騰と空室無しの状態でした。連休と祇園祭が重なっていたからだと思いますが、そんなこともあって「どこも高いならいっそ高いホテルへ突撃」ってことで予約したのはフォーシーズンズホテル京都。昨年完成したばかりの新しいホテルなのですが、これが予想外に恐ろしく素晴らしいホテルでした。

 

京都にて。水があるといいですね。

 

東京は丸の内にもフォーシーズンズホテルがあります。昔、一度だけ泊まって「また来よう」という気にならなかったので、京都もそれほど期待はしなかったのですが・・・サービスが良いとか、お部屋が綺麗とか、そんなことじゃないんです。すべてが「さりげない」のですが、その「さりげない」レベルがものすごく高い。公道からホテルエントランスへのアプローチがまずそうですし、お部屋の設えも、テラスの喫煙コーナーも笑、部屋のバルコニーから見える風景も、すべてが「最高にさりげない」。こんなホテルを私は他に知りません。しかし、こういう「当たり」に恵まれた時に限って、朝食を食べたらすぐに出発・・・。午前中いっぱいダラダラ出来たら最高なんですけどね。今回は気ままなお遊び旅行じゃなかったので仕方ないのですが。

イマイチな部屋の時に限ってレイトチェックアウトプランだったり色々失敗もあるのですが、手っ取り早く気分転換する方法として、これからもあちこち開拓していきたいと思います。

 

 

「BLOG ホテル趣味」に2件のコメントがあります
  1. こんばんは

    赤裸々ですね。笑 ビジネスホテルの窓ってすりガラスやハメ殺しで外の様子が全然楽しめないところばっかりだと思っていました。京都のとても好印象なホテル、それはさぞ気に入られたことでしょうね。私がこれまで泊まった宿で一番好印象だったのは大分県の温泉の町の民宿です。土曜の夜に大黒PAに車を見に行ってその日はビジネスホテル泊、というのも楽しいかも知れないなと思いました。

    1. おはようございます
      こちらは○んカラと違い私のスペースなので、これからも赤裸々に?書いていきますよ笑。
      確かにハメ殺しは高層階などは仕方ない部分もありますが、フタをされてないだけマシかな、と。ただ窓自体は小さいものが多いですけどね。

      九州の温泉街の民宿、素敵ですね。日本文化が好きなくせに温泉や旅館がダメってものすごく致命的な気がするんですけど、雰囲気だけは憧れるんです。
      ビジネスホテルはうまく使えば行動範囲もぐっと広がりますよね。横浜や都内なら選択肢もたくさんありますからぜひ。

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