BLOG ゲイジツはヨウツウ

ただでさえ短い夏休みの半ば。
スクーリングが入っているので旅行などにも行けず、体力温存としてエアコンの効いた室内で海外ドラマのイッキ見や読書などをし、快適に大人しく過ごしていた。

その夜、4年ぶりに来た、あの感覚。
私はただ、いつも通りお風呂場で足を洗おうとしただけ。それなのに、あなたはアポ無しでやって来た。2度と会いたくなかったのに。

お久しぶりなぎっくり腰です。忘れた頃にやって来るというのは本当だったのか。
ぎっくり腰って間抜けなネーミングですけど、やった人にしかわかりませんよね、この辛さ。今回は最悪を「10」(まったく体を動かせないレベル)とすれば、おおよそ「7」。かろうじて直立不動でゆっくり歩行出来るくらい。ただ、寝返りするのも痛いので不眠になるオプション付き。そして、冷房効きすぎる場所でのくしゃみが恐怖。唯一、靴下を履く季節じゃなくて良かった!

4年前にやった時は、痛みをこらえて吐きそうになりながら自分で運転して病院へ行ったはいいもののクルマから降りられず、車椅子を持ってきてもらい介助される始末でした。夜間だったので救急扱いになり、診察前のトリアージで「痛みは10段階のうち、何段階ですか?」と聞かれて「10です!!」と即答。診察の時も「先生、お願いだから注射打ってよ!」と懇願するも、「注射はよくありませんから痛み止めをお出ししますね♪とにかく安静に」と返され。

それ以来、ヨガやストレッチに励んで来ましたが、はい、ここ数ヶ月はサボっていました。とりあえず氷をジップロックに突っ込んで、患部を冷やすことしか出来ません。左がやや痛みが強い感じです。

今回厄介なのはスクーリングです。
1日でも休むと6月から受けてきた授業がすべてパーに。這ってでも行かねばなりません。ロキソニンを飲み、出陣。「おはようライナー」の席でも、ダラダラしている乗客が多い中で私だけ妙に姿勢がいい。いつも以下のうすのろ歩行ペースでやっとの思いで学校着。でも、制作は中腰が基本。サイズが大きいので座って描ける部分はわずか。

例↓(この画像は鉛筆下描きなので左手で支えていますが、現在は絵具が塗られているので支えられません)

描いている時は集中しているので痛みを感じないものなのですが、筆を洗おうと腕を伸ばした瞬間や、腰を起こした瞬間に固まります。「うっ」

ルーテシアに乗り始めてから、本格的なぎっくり腰にはなっていませんでした。多少、腰が張ることがあっても、あのシートに座っている限り快適です。素晴らしいシートです!! でも、腰が痛い時ってバックするの辛いですよね?それとMT車になってからの本格腰痛は初なので、クラッチ操作するたびに痛むのだろうか?
腰をかばうせいか、足もすごく疲れやすくなっているのを実感します。

腰痛と闘いながら仕上げる今回の作品は、文字通り渾身の作(笑)となりそうですが、ふとアシスタントさんに「実は2日前にぎっくり腰になりまして・・・」と言い訳がましいことを伝えようとしたところ、「はい!日本画を描く人はほぼ100%腰痛です!」と笑顔で教えてくれました。

日本画は基本的に油絵と違って平置きにして描きます。立てて描くと垂れてくるんです(あえて垂らして描く技法もありますが)。完全に絵具が乾いてからじゃないと立て掛けられません。だから、テーブルに乗らないくらいにサイズが大きくなるにつれて、床に置いて前かがみになって描くことになります。腰痛経験者の方は、想像しただけで辛いでしょう?「大作を描く人ほどひどい腰痛持ちですよ〜」なんて仰ってました。「コルセットは着用してたほうがいいですよ」と有難い体験者のお言葉。

そうか、私はまだまだ甘いんだな。この先もきっと腰痛と闘いながら描くことになるんだ。と覚悟をしたものの、痛みが消えたらまたちゃんとヨガを再開しようと心に誓いました。

腰痛の再来とともに夏休みが終わって行きます・・・

皆さんも腰は気をつけてください!!!

「BLOG ゲイジツはヨウツウ」に2件のコメントがあります
  1. 大丈夫ーっ………?!
    あたしは腰痛なったことがないからレベル7の痛みがいか程かわからないけど…(TT)
    お大事に‼
    でも、作品の完成も楽しみにしてます★
    そしてお出掛けもね★
    だけど、まずは、お大事に★

    1. ありがとう!なんとかなってきた・・・腰痛は知らないほうが幸せだよ。
      作品は学校での締め切りは終わったけど、自分でもう少し手を入れたいと思ってます。
      少しずつ「こういう絵が描きたい」がわかってきたかな。

      お出かけまでには元気になってる、はず!

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