BLOG 何年生になるのかな♪

先月末で、今年度のテキスト課題が締め切られた。

しかし、今月はまだあと3本のWEB課題が残っている。そのうち1本は恐らくもう年度内には間に合わないだろう。さらに来月は単位取得試験が2つある。それらをやっつけて、年度末にはようやく90単位を少し超えるくらいになる見通しだ。マルチタスクが出来ない不器用さゆえに思った以上に進まなかったが、それでも今年だけで取得した単位は40くらいあるので、かなり頑張ったほうだ。
しかし逆に言えば、4年間の在籍で90単位しか取得出来なかった、とも言える。
(卒業にはトータル124単位以上が必要)

一応、90単位以上で卒業制作に進む資格を得られるのではあるが、100号サイズの卒業制作を描きながら、さらに30単位ほどの他科目をこなすのは正直自信がない。しかも半年間で。無理無理。

ということで、卒業をもう一年延期することで腹を括った。結局6年生になる。一応9年まで在籍出来るみたいだが・・・最後の年次は「描く」ことだけに集中したい。

当たり前だが基本的に通信制は自宅で孤独にお勉強がメイン。スクーリングに行くたびに「やっぱ対面授業はわかりやすいな」と実感するくらい、科目によっては困難なものもある。レポートもそれなりの量とレベルを求められる。読書感想文やエッセイみたいなのは容赦なくD評価で再提出らしい。だから、手を抜けるポイントが実はあまりない。

でも・・・早く卒業する理由もない。
この年だと資格を取って就職するためにとかないし、自身の教養と芸術活動のためだから急ぐことはないのだ。とは言え学費はタダではないのが痛いところ。それでも、その価値はじゅうぶんだと感じている。

年齢を重ねるにつれ、「新しい世界」というものはどんどん遠くなっていく。一番手っ取り早く未知の世界を知るには自分の好奇心に素直に従うことだと思う。出来ない理由を頭が考える前に。身近なところでは、違うタイプのクルマに替えるとか、今まで読んだことのない作家の作品を図書館で借りて読むとか。

「一生学ぶ」というのはいかにもこういった大学のキャッチコピーにありそうで陳腐だけれども、学んでいる人は老いてもシャキっとしている人が多い。「学ぶ」という行為は人間として枯れない唯一の方法なのか。私はさっさと学びを終えて、自分の世界を構築するほうに移りたいけれど。
とは言え、好きなものをもっと深く好きになるために学ぶ、というのは、何て言うか、幸せなんだよなぁ

一般公開講座に参加するのも気楽でいいかもしれない。うちの学校も多種多様な一般公開講座を持っている(多少の当たりハズレは否めないが、おおかた充実した内容だ)。何か未知のことにトライする入り口くらいにはなるんじゃないかな。