じわじわとアクセルを踏み込む

毎日愛車ルーテシア4で通勤出来る幸せを噛みしめつつ、少し開けたウインドウから入る秋の風に寂しさを感じる今日この頃。

今朝、前を走っていたメルセデスC2004MATICとかいう黒いの、久々に運転が上手というかスマートだなと感じた。あのクルマはMT?と思うくらい、速度の微調整が上手いのだった。無駄なブレーキランプは一切点けず、急加速急停車も皆無。かと言ってゆっくり走っているわけではなく、気持ちのいい速度。後続の私も気持ちがいい。途中、私は右折でお別れ。ドライバーの横顔をチラ見したら、かなり好みのタイプ。眼鏡をかけた冷たそうな表情の男性に弱いわたくし。どうしたらMT以外のトランスミッションであんな風に走れるのか伝授して欲しい!もしかしてメルセデスが勝手にそうやってる?ああそうだ、きっとそうに違いない。

それはそうと134号線は片側2車線の国道であるが、私は基本的に左車線を走行している。なぜなら左車線のほうが交通量が少なくて早いから。飛ばしたいクルマは右車線を走って行くが、タラタラと走行している左車線の流れのほうがスムーズで気持ちがいい。飛ばしてブレーキ、を繰り返すと結果的に流れが悪くなるということを私はここで学んだ。一方で左車線にはもれなく自転車の方々や、サーフボードのキャリアをくっつけた方々が出没するので、気が抜けない。

そんな風にして、焦らず前に進むことは今の私の暮らし方も同じ。
ジムに復帰したいのはやまやまだが、その前にリハビリとして昼休みに30分、海岸を散歩している。西に歩く時は西湘バイパスを眺めながら。東に歩く時は江の島を眺めながら。ひと気のない海岸はマスク無しでも問題ないので気持ちがいい。

季節を通して退屈しない風景

この時間は自分一人で色々考えを巡らす貴重な時間でもあるし、生まれ育った湘南というエリアがやっぱり好きだなと再認識して幸せな気持ちにもなれる(ちなみに湘南以外で一番好きな街は、今のところ広島県尾道市だ)。一度大きな病気をすると否が応でも健康に気を遣うようになる。ということで新しいおもちゃ、アップルウォッチも装備。

腕時計は必要ないと思っていたけど便利だわ

ピアノの稽古も無事に再開。あまり興味のなかったベートーヴェンのソナタに手を付ける予定だったが、いつ死ぬかわからない体になったので時間を無駄には出来ないと思い、先生にお願いして私の原点であるショパンの作品をまた弾かせてもらうことになった。こちらも指のリハビリを兼ねて簡単な作品から再開だ。

来月からはアートスクールにも復帰する。4月の初回しか受講出来なかったのでリベンジというか再挑戦になる。感染も心配だが、出来る限りの防御策を取って通いたいと思っている。

一時はこういった活動はもう二度と出来ないのではないかと落ち込んだけれど、少しずつまた挑戦出来るようになってきて嬉しい。アクセルはじわじわと加速。それが結局、私にとっては無駄なく近道で、ストレスを溜めない進み方。疲れたら止まるのもまた勇気。そんな風に思う。