繋がることではなく、断つことを考える

最近、私はある人との関係性に疲れ果て、その関係を根本から断絶することを試みた。

いい縁と悪い縁があるのだ。特に「クサレ縁」などと言われるようなものには。そういった場合は思い切った処置が必要になることが、ある。

SNS全盛のこのご時世、繋がることはあっという間に出来るけれど、完全に断つことは非常に困難だ。時間の経過をひたすら待つしかないという消極的解決法のみが有効で、「たった今、今日この時から遡って5年分を無かったことにしたい」とか到底無理な話なのだ。

私は基本的にSNS嫌いなので Twitter, Facebookの類はたまに情報をザッピングする程度であり、Facebookに至っては登録上仕方なく東南アジア人風の名前にしている。そして友人はもとより個人とは誰ともFB上で繋がっていない。インスタはとうの昔にやめた。クルマのSNSも利用しているが、こちらは何の問題もないのでそのままだ。

友達の友達はみな友達。ではない。
ある特定の人物のことを知りたければ、本人のアカウントがわからずとも友人関係から追って特定するくらいのことは、もはや素人にも可能。友達の友達は敵かもしれない。恐ろしいことだ・・・例えばタグ付けは足枷と同じだと私は思っている。

さて、そんな私が利用しているものは残すところほぼLINEだけなのだが、これがまた厄介。

こちらで相手をブロックしたり削除したりすることは難なく出来る。だが、相手の端末のLINE上からこれまでの我々の会話履歴は削除出来ない。それを一番削除したいのに!!

さらに、LINEで断とうと試みたとしても、相手がそれに気づくやいなや、電話番号を知っていればメッセージの類で送られてくる。そうなったらiPhoneで拒否設定をするしか方法は残されていない。だが、無駄だ。そんな相手に限って会社の電話にかけてきたりするのだ(実話)。

LINEであれメッセージであれ、会話履歴はそれぞれの端末で操作しなければ自然には消えてくれない。これはかなり気が重い。だが、せめて会話履歴だけでも保存しておきたい人もいるであろうし、私の勝手な都合なのだけど。

LINEの最終手段は自らアカウントを削除して、あとから親しい友達に新しいアカウントを知らせて登録し直してもらうという作業になる。1人の人間との繋がりを断つためだけにそのような手間がかかること自体が腹立たしいのでやっていない。そして最終的には携帯の番号を変える方法しか残されていない。それでも相手の端末にはこれまでの会話履歴は残ったままだ。嫌すぎる。

世の中、繋がりたい人もいれば断ちたい人もいる。人間関係は、どちらかが同時期に関係を断ちたいと感じることは多くなく、大抵が一方通行から始まる。

一度繋がった人との関係を更地にするのはとても難しい。更地にするには焼け野原にしたらいいのではないかと考えたこともある。つまり、関係を終わらせたい相手に喧嘩を売り、相手を怒らせ、あちらから断ち切らせるという方法。この方法はかなり有効であったが、逆恨みされる場合もあるので諸刃の剣でもある。相手の人格を見極めないと惨事になる恐れもあるので万人向けじゃないけれど。

誰かと繋がる時は慎重に。特に、男女間においては。

ちなみにその相手とは結局今でも繋がっている笑。あぁ。

「繋がることではなく、断つことを考える」に2件のコメントがあります
  1. あはは(笑)
    あたしのこと、書いてる(笑)?

    「焼け野はら」作戦。
    楽しみながらやってる、たまに(笑)

    今はね、運を祈ってるから、ひとまず休戦中。

    女は賢く生きるべし!

    1. いやいや自分の事だけれど、あなたにも全部あてはまったねそう言えば。厄介だよね…

      休戦中と言えど今後も注意を怠らないように!

      心から幸運を祈ってます…

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