軌道から外れていく私

不健康な精神に、覚醒している眼

この20年、Radioheadはお気入りなのですが、私が彼らの曲を、トム・ヨークの歌声を聴きたいと思う時、それは精神的によろしくない時と決まっています。そして、今がまさにそういう時!

車内で流す音楽は朝も夜も彼らと共に。家に帰っても彼らと共に。
エネルギーで満たされ、ポジティブで元気いっぱいな時に限って彼らの音楽をあまり聴かないんです。そういう時はMy Bloody ValentineやRIDEなどのシューゲイザーに走ります。ネガティブで怒りや攻撃性を自分の中に認めていたり、すべてに対して諦めみたいな感情を持っていたり、そういう時に聴くと涙が出るほど感動する、そんな楽曲たちが私にとってのRadiohead。

私はどんなジャンルの音楽でも基本的に短調が好きです。聴いていて楽しくない音楽のほうが好きなのですが、彼らの音楽はその中でもトップクラス。私の人生には絶対に必要な音です。

歌詞は抽象的なものが多く普通に読むと難解、つまり逆に言えばどのようにも受け取れる。そして人の心のネガティブな部分に染み込んでくる旋律とリズム。何より私を恍惚とさせるトムの歌声。

運転しながら聴く音楽ではなさそうな感じですが(私の個人的経験から言うと、飛行機に乗っている時が一番しっくりきます)、自分がダウンモードに完全に入っている時は痛みを紛らわす麻酔でもあり、痛みを超えて快楽を感じる物質の役割も果たすのです。その中で自分の眼だけがギラギラ周囲を凝視している、という状態に。ゆえに運転中も聴けるのです・・・

Bloom

はっきり言ってマスターピース。リミックスもめちゃくちゃカッコいいのですが、派手なぶんアドレナリンが出過ぎてしまう。その点、こちらの映像は私が求めるRadioheadと言えるでしょう。淡々と始まりますが、気がつくとこの音楽の中に自分が溺れている感覚に。そして2分58秒あたりからのトムの声で完全に引き返せないところまで堕ちていくのです。

この映像を見ていると、もう私、涙とともにイキそうになります。まさに ”I’m moving out of orbit”な状態になってループを繰り返してしまうのです。

 

今まさに、私のサイトでこの曲を流せることに最大限の興奮を味わっています。でもトムはクルマが大嫌いなのだとか・・・それでもいいの。

あぁ、もうダメーーー

 

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