元気ない時のブースター

はーーー、やる気なし、元気なし、体調悪し。

こんな時に聞きたい音楽って難しい。例えばクラシックなBlueNoteレコーズのコレクションを聞いて「やっぱりクールにいこう」と思ったり、金曜日にライブを控えた林檎の初期の曲を聞いて「あの頃の自分」を取り戻したいと思ったり、うっかりプレイリストのお気に入りRockを再生してしまいLinkin Parkが流れてきて「チェスター、なぜ?」と泣きそうになったり、「やっぱり気分が鬱々としている時はRADIOHEADでしょう」とばかりにますます鬱々としたり、練習中のショパンのワルツ7番を聞いて勉強しようにも余計に力が出なくなったり。何だかんだでNo music No lifeなのですが・・・一時的にカラ元気になれる、私にとってのブースターがあります。

THE BIGGEST ROCK BAND ON EARTHと名付けられた、およそ1000人が一同に会し演奏するという、とてつもなく無謀そうな、とてつもなく楽しそうなイベントです。場所はCesenaと記されてるのでイタリアのチェゼーナですね。

私の大好きなニルヴァーナのSMELLS LIKE TEEN SPIRITを演奏している動画をご紹介。
例えばドラムスがこれだけ並んでいるのを見ると圧巻を通り越しておバカっぽくも見えるのですが、何よりみんなが楽しそうなところが「人間っていいな、音楽っていいな」って素直に感動出来るのです。ちゃんと指揮者がいるところも微笑ましい。多種多様な人種、老若男女。

 

 

私も動画観ながら一緒に(飛び跳ねて)歌ってますよ、だって楽しいもん。

フーファイターズのLearn To Flyの動画もあるのですが、そちらは野外フェスの客がみんな演奏してます感があってさらに楽しいです。が、私はニルヴァーナに思い入れがあるのでこちらを選びました。

ってよくこれだけちゃんとシンクロしているなぁと聞くたびに感心。

音楽って聞くだけでも多くのものを人生にもたらしてくれますが、やっぱり楽器が弾ける、あるいは歌が歌えるというのは、明らかに人生をさらに豊かにするアドヴァンテージがあると私は思うのです。それは大それたことではなく、カラオケで歌うのだって車内で口ずさむのだってポロンと鍵盤や弦を弾くのだって同じです。私は絵を見るより音楽を聞いて感極まる回数のほうが多いのですが、その理由を推測するに、音楽は考える隙を与えてくれないからだと思います。まっすぐ入って来ちゃうからなのだと。

いつも、どんな感情の時でも音楽がそこにはある。でも、元気を出したい時には人のパワーが必要。そんな意味で、1000人バンドは観るたびに私に力をくれます。あまりに人がたくさんいて何度観ても笑ってしまうのだけど。人の奏でる音、声は、やっぱり力強くて優しくて、安心出来ます。

やっぱり何度観ても笑えて楽しい♪