BLOG オトナの学生生活

4月から京都へ通う回数が突如増えた。

理由はこうだ。
昨年度までは、対面授業は基本的に週末の3日間であった。つまり金曜日に仕事を休まなければならなかったため、必修以外はなかなか出席することが出来なかった。それが今年度から土日の2日間になり(その代わり単位は1しか貰えない)ぐっと参加しやすくなったのだ。

ただし、東京は平日開催のため無理。京都へ行けば土日で受講出来る。そこからの「喫煙車両使い倒し」作戦なのである・・・(ちなみについ最近、喫煙車両は「こだま」のみならず、ごくたまに「のぞみ」にも実装されている場合があることがわかった。700系と呼ばれる車両らしい)

朝から夕方までみっちり学校に缶詰なので、「京都通い」と言っても数多ある遺跡や文化財を訪れることは不可能。その上、授業が終わると大抵疲れ果てているので、夜の街へ飛び出す元気もなく・・・狭いビジホのベッドの上で「はぁ」と大の字になるのが関の山。

「通信教育」と聞いてユーキャ◯とか思い浮かべる方もいるだろう。だが、大学の通信教育は「入るのは易しいけど出るのは難関」だ。私が籍を置く大学も通信で卒業するのは2割ほどらしい。学術書のような指定テキストを読んでレポートを書く、という作業をたった一人でやらねばならない。読書することが割と好きな人生を送ってきた私ですら頭を抱えることが何度もある。

対面授業ならば先生に質問することも出来る。学生同士で話すことも出来るし、メモを取ることも出来る。しかし自宅学習で一人で学ぶには、まず指定テキストを理解するために参考文献を数冊読むことが必要だったり、提出した挙句に「不可」の判定をもらったら心がポキっと折れるのだ・・・

単位取得試験もあるのでレポートを出したからと言って油断出来ない。つまり学校では当たり前にやることを家で一人でやる。この基本が結構ハードルが高い。そして、生きてりゃ色々ある。なかなか計画通りには履修出来ないということを思い知った。今年はすでに4年生だが、5年生になることも決まっている・・・

だから、学校で実際に学ぶスクーリングは楽しい。行ってしまえばもうやるしかないし。

(教室で巨匠のデッサンを眺めがら思わず「変態揃いだな・・・」と呟いてしまったら、隣にいた若い男子が「えっ、ま、まあ、変態?というか、みんなすごく上手ですよね・・・」と戸惑っていた。スルーしてくれたら良かったのに笑。日常的に「変態」という言葉を褒め言葉として使っているが、そう取らない人々も勿論いるので気をつけなければ・・・)

さて。

「そんな年齢になって今更絵なんて描いてどうすんの?」「ピアニストになれるわけじゃないのに、ピアノなんて習ってどうすんの?」なんて野暮な質問をしたい人は今すぐこれを読んでおくれ。

友達じゃない人でたまにこういうこと言う人は確かにいた。

例えば。
今トライしているピアノ曲は正直難しい。最初はこんなん弾けるのか?って思う。でも、真っ黒な楽譜を目の前にしても、ひとつひとつゆっくり音符を拾って音を出す、ということを繰り返していけば、時間がかかってもそれがやがて音楽になることを知っているし、その過程が楽しい。

絵にしたって何もないただの紙の上に、自分の頭の中でしか存在しなかったものが紆余曲折を経てやがて出現すると、いつも感動する。

つまり「好きなことをすること、トライすることは、他人と比較されてどうのではなく、それらをすること自体が私の幸せだ」と言える。成果物は結果。そういった時間があるから、生きていこうと思える。心が塞いでいる時などは、うっかり自己啓発本に手を出しそうになったりもするが・・・あまり役に立ったことはない。手を動かしていたほうが気持ちが晴れ晴れする。

その上、私はまだまだこれからやりたいことが色々あるのだ。
「エレキギターをかき鳴らす」「オープンカーを運転する」「モンゴルで馬に乗る」とかね。

以前、私はことあるごとに「なぜそのクルマを選んだんですか?」と聞いて回っていた。これからは「空白の時間がたくさん出来たら、何をしたいですか?」と聞いて回ろう。なぜなら、人々が好きなことややりたいことを語る時の表情はとても魅力的で、聞いてるこちらも楽しいものだから。

 

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