ドライブスルーとは無縁に

先日、本を読みながら運転しているクルマが後続車でした。ステアリングの上で週刊誌のような雑誌を読んでました・・・。あるいは、スマホでしょうか、信号が赤になるとチラチラと手元を見ながら減速しているクルマとかもいますね。皆さん、お手手が暇?

私は暇じゃありません。状況が揃わなければ飲み物も飲めません。ドライブスルーなんてもってのほか。基本、車内では何も食べないんですけど、食べようと思っても多分出来ません。

私の愛車は輸入車の右ハンドル車、そしてマニュアルです。
左手のお仕事がたくさんあります。ウインカー、シフト操作だけでもういっぱいいっぱい。当然、ハザードもエンジンスタートもハンドブレーキもシートの調節もエアコン調整も全部左手です。右手はというと、ステアリングとワイパースイッチ、あとはオーディオのサテライトスイッチを操作するくらい。運転中に飲み物を飲んだらこぼす自信があります。だいたい、ドリンクホルダー自体ないですし。

スマホも運転中はノータッチです。
ダッシュボードにスマホ置きを設置していますが、LINEやメッセージが入ったところで返信出来ません。急ぎの人には音声通話をお願いしています。通話ならハンズフリーでお話出来ますからね。

サービスエリアの重要性

そんなわけで、高速道路を走行時にはサービスエリアの有り難みをひしひしと感じています。安心して飲み物を飲んだり軽く食べたり出来ることの有り難さよ。私は「ながら」行動が苦手なこともあり、運転しながら無理してあれこれやるよりも、いったんきちんと停車して物事を処理するほうがスッキリします。これはマニュアル車に乗るようになってからの変化とも言えるかもしれません。良い意味で緊張感を持てるというか、愛車を気持ちよく走らせるためにはスムーズな操作が必須になるからです。

メイクする人たち

電車の中で化粧する人の是非が問われたこともありましたが、是非の前に、揺れる車内でなぜ化粧が出来るのか、が不思議でした。そこで実証してみたことがあります。
もちろん、公衆の面前では恥ずかしいので、空いたグリーン車でやってみました。

粉モノなら問題ないと思いましたが、口紅やアイラインやマスカラとかは無理です。手元が揺れるのでヨレヨレな醜いラインになってしまいますし、やらない方がマシなレベル。電車の中で化粧するくらいなら、駅のトイレで落ち着いて施したほうが色々な意味で正解ではないかと思いました。そして、やっぱり化粧する姿を晒すのはみっともないですよね。

クルマでも化粧している人を見かけます。家で化粧してくればいいじゃん、と私は思うのですが、色々事情があるのでしょう。さすがに運転しながらの人は見たことはありませんが、信号待ちで眉毛描いてる人とかいましたね。信号待ちというごくわずかな限られた時間内で、完璧な眉を作れるのだとしたら、とても器用な人なんだと思います。

とは言え、私も車内でメイク直しをすることがあります。ですが、道路ではやりません。目的地の駐車場について完全に停車をし、周囲に人があまりいないことを確認してからです。剥がれかけた口紅やらヨレたアイラインを直したりするには、精神的にも落ち着いていないと上手くいかないものです。サンバイザーの裏のミラーは角度的にあまり化粧には向きません。バックミラーのほうが私は好きです。あとは手持ちのパレットのミラーでじゅうぶんです。

何をするにも、とにかく完全に停車してからじゃないと出来ないのですが、それで不便を感じたことは一度もありません。むしろ、運転から集中が削がれなくていいと感じています。

 

暇だと色々やりそう

代車として国産のごくごく普通のAT車を貸していただいた時、あまりの暇さにウンザリしてしまいました。もちろん、これだけ暇なら飲んだり食べたりスマホチェックしたりは出来るのでしょう。むしろ、そういうことをやりたくなるのかもしれません。出来ちゃうから。

ただ、私はいくら暇でもやっぱり怖いので運転に集中していたいと思いました。常に周囲の流れに気を配っていたら、暇なクルマでも暇な運転は出来ないはずですから。だから、クルマの運転ってとても楽しい反面、やっぱり疲れるものなんだと思います。

・・・愛車が納車されてからしばらくは、左腕全体が無駄な緊張で筋肉痛になってたこともありました。今はもうそんなことはありませんが、左手は今日も忙しく動いています。