人見知りでもカーライフ

休日の大きな駐車場などで、同じ車種のクルマたちが集まっているところを目撃したことのある人は多いでしょう。

所謂「オフ会」ってやつですね。
今はSNSの普及などにより、普段はそういったオンライン上でやり取りしている同じ趣味の人々と実際に会って楽しむ、という感じなのかな。もちろん私も愛車に乗るまでは知らない世界でした。以前も書いたと思いますが、オフ会の楽しさを広く知っていただくためにまた書きます。

 

小規模観光ツアー風だったり(ルーテシア乗りのガイドさん付き!)

 

基本的に超人見知りな上に、あまり世の中の共通の話題に疎いこともあって、私も実際に参加する前はかなり不安でした。だいたい、昔から何かの団体やグループに属するのが好きじゃないんです。ですが苦手なSNSで助けて頂いた先輩方にリアルでお会いしてご挨拶したいな、自分以外のルーテシアに会ってみたいな、と強く感じたりして、最初の一歩を踏み出しました。同じクルマに乗っているというだけで、同じように人見知りの人とお友達になれたり、クルマ以外でも好みが同じ人がいたり、ぐっと世界が広がることは確かです。昨日のテレビ番組の話が出来なくても、クルマの話なら些細なことでも話せますし。

それに、オフ会へ出かける目的でクルマを走らせるのも楽しいです。特に初めて訪れる場所は遠足気分で、前の晩は良く眠れません。

多分、車種や目的ごとにオフ会の雰囲気はまったく違うのでしょうけれど、思い切って一度参加してみるとそれもわかりますよね。私の場合はルーテシアを愛するあまり、他の車種にはほぼ興味がないという極端に狭い視野の持ち主であるので、基本的にルーテシアの集まり以外は行きません。例えば同じルノーで最大のフェスティバル「カングージャンボリー」というイベントが毎年5月にありますけど、カングーに興味がないのと写真で見る会場の雰囲気が受け入れられないので出かけませんし、もっと大枠のオフの場合(例えばフランス車だけとか)は、予め自分以外のルーテシアがいるかどうかを確認してからじゃないと行けません。なので、相変わらず世界は狭ーいのですが、その狭い世界がとても豊かなので広げる気はまったくありません。私にはそれぐらいがちょうどいいのです。

 

気持ちいいドライブコースとお食事がメインの大規模オフだったり

 

何事もそうですけど、頭で考えるより行動したほうが早く前に進めるのは当然のこと。私は「鉄は熱いうちに」派なので、これ!と思ったら割と深く考えずに突き進みます。それで失敗したことももちろんたくさんあります(特に恋愛方面)。若い頃はやり直しがきくと思ってバンバン色々挑戦していましたが、結局今もやり直しがきかなくても同じことをしているような・・・。人生やったもん勝ちというか、経験せずに死ねるか!ってことがだんだん増えて来て困っているくらいです。
こんな私でもクルマの世界は本当によくわからなくて、実際に「集まり」に行くのは本当に勇気が要りました。でも、それによって様々なことがわかったり、楽しみが増えたり、新たな挑戦をしたり、間違いなく人生の彩りは豊かになっています。

 

歴史あるイベントだったり

 

もし「オフ会に行ってみたいけど、変な人がいたらどうしよう」とか躊躇している方がいらっしゃったら、そんな心配は不要です。基本的に変な人ばかりですが、クルマのためにオフ会に行こうと考える自分もまた変な人なんです。