気持ちイイ!の心構え、私の場合

愛車ルーテシアがやって来てから、中距離遠距離を走る機会がぐっと増えました。

先日も那須まで往復してきましたが、あまり抵抗なく出掛けられるのは圏央道のおかげでもあります。距離的には少し遠回りになりますが、それでも精神衛生上ずっといい。自宅の車庫を出て15分とかからずに圏央道の最南端、茅ヶ崎インターへ。各大動脈へ繋がるジャンクション周辺では少しペースが落ちたりもしますが、基本的にひどい渋滞もなく、流れはいいと思います。

そして、意外と景色がいいんですね。この前気づきました。
新幹線がビューンと眼下を走り抜けて行ったり、生活都市の控え目な夜景が見られたり。路面もまだきれいですし、とても走りやすくてお気に入りです。

さて、件の東名事故容疑者逮捕以来、煽り運転について連日報道されていますね。

私は悪質な煽りにロックオンされたことはまだありません。なぜなら、通常はいつも走行車線を走っているからです。追い越し車線に出て追い越したら、出来るだけすぐに走行車線に戻るようにしています。通勤で走っている国道でも、やたらと焦っているクルマが後ろについてきたら、すぐ譲っちゃいます。一度、ものすごい勢いで後方から現れたGT-〇さんの急ぎ具合が尋常じゃなかったので譲ってあげたのですが、数キロ先の交差点で事故ってました・・・前のクルマに追突したようです。やっぱりねぇ、な感じでした。

国産コンパクトや軽自動車のおばちゃんたちにも、後ろにぴったりとくっつけられることがあります。彼女たちの場合は煽るというのでなく、車間距離という概念が欠けていることがわかります。ドアミラー畳んだまま走っている人もいましたし。一度だけ、信号待ちで下車して「お願いですから、怖いのでもう少し離れてください」と言おうと思ったことがありますが、私が違う車線を走ればいいだけだと思い直して、やめました。

高速道路では煽り煽られているクルマをよく見かけますね。私が見る一番多いパターンは、追い越し車線を狂ったように疾走するミニバンに、重量系ドイツ車がくっついているシーン。あと、ミニバン同士の煽り合いもよく見かけますね。どっちもどっち。国道でもそうです。先日も後ろのミニバンがパッシングしながら前のミニバンをすごい勢いで追いかけていました。2台とも白。なぜか白いのが多いのは理由があるんでしょうか。信号待ちで並んだ時にチラっと運転席を見ると、100パーセントに近い確率で12時のところに手があります。もうこれって一種の様式美の世界?全然、美じゃないけどさ・・・

私自身が感じる「気持ち良くクルマを走らせる基本」は、車間距離、速度、気持ちの余裕の3点セットです。この3点セットが揃った時の気持ち良さは、本当に「クルマって楽しい!!」って思えます。それから、状況にもよりますが、出来るだけ集団の中にいないこと。少しペースを上げると前の集団に入ってしまったり、のんびり走っていると後方の集団に追いつかれたりします。だから、前後に広大な空間が空いたら出来るだけ同じペースで走って少しでも「がら空き」状態を楽しむ。集団の中を走らないことでだいぶ緊張が軽減されるので、時々必要だったりします。

でも、やっぱり一番大切なのは「気持ちの余裕」なんではないかな、と思います。この社会には色々な人がいて、努力したって仲良くなれない人だっています。道路上もそうなので、どうしたって自分から見て嫌な奴に遭遇することは避けられない。とは言え、車種、外見、走行の様子を見ればある程度「あ、私の嫌いなタイプだな」って推測はつきます。それでも、時には「コノヤロー」と思ってしまうような運転をされることもあります。私でも車内で毒づくことだってありますが、それでスッキリですよ。いちいち腹を立てていたら身が持ちません。逆に自分の判断が周囲に「コノヤロー」と思わせてしまうことだってあるかもしれません。ですが、気持ちの余裕があれば、周囲の状況を冷静に見られるのでそういった状況も減るはず。交差点の渋滞で直進が詰まっている時、信号が青になっても進まないと後ろからビーっとクラクション攻撃されたりね。見えてない人って結構いるもんです。まぁ見えていても「とにかく突っ込むタイプ」だったらすでに考え方が違うわけですからどうしようもないですし。毎日走っていれば色々なことが起こるもんです。

私が時々参加させてもらっているサーキットイベント主催の某ショップ社長さんは、いつも「遅刻しても全然大丈夫だから!ミーティングに間に合わなくても何回でも説明するから、絶対に焦って飛ばして来ないように」って仰ってます。素敵なお声がけだなーと毎回思っています。とは言え、私の場合は現地周辺に着いてから焦ることが多々あるんですけどね。場所間違えたり・・・。

皆さんそれぞれご自分の安全マニュアルがあると思います。特にルーテシアでもGTやRSは勝手に競争意識もたれたりして追いかけられたりしませんか?それでも大人な皆さんはきっとやり過ごしているのでしょう。え?受けて立ってる?笑

日々走っているとムカっとすることや、ごめん!ってなることもあります。それはクルマから降りても同じ。世界中どこへ行っても、人間がいる限り同じです。いくら法が整備されても、安心な世界はあり得ません。それでもやっぱりクルマを自分で運転するのって楽しいって思える日々がずっと続いたらいいな、と思います。

私にはEV化のほうが恐ろしい・・・欲しいクルマなくなっちゃうよ

 

 

「気持ちイイ!の心構え、私の場合」に2件のコメントがあります
  1. あのニュースを受けて職場でも同僚達が「煽られたらこのようにしている」という話をしているのが聞こえてきます。アクセルべた踏みで突き放す」と言う人も居ます。でも私は「何もしない」派ですね。ほっとけばすぐ消えていくと思って。あと、粗暴な運転の人はヘタクソなのは分かっているので相手にする気にもなりません。「急いでるなら抜かして行けば~?」という感じです。もしくは「オートテストで勝負しろ!」ですね。笑

    高速にて、余裕を持って楽して移動できるように、私はクルーズコントロールで80km/h固定です。100km/h制限の所でもそうですね。それでいけばナビの到着予定時間より若干早いくらいに到着できるので十分なんです。抜かす操作もほとんど不要ですし。例えば120km/hで走っていたりすると他と競うように走らないといけない場面もあって面倒なんです。つまらない競争心すら出てきたりして。

    どんなにスピード出したってあのレースのあの車のように速くは走れないし腕もないし、と思えば調子に乗って飛ばす意味なんてないと思うんです。所詮どんぐりの背比べなんですからね。

    といった感じなので競争意識を持たれることもないんです。笑 大型のトラックやバス、軽自動車のほうが速いくらいなんで。笑

    1. こんばんは

      「何もしない」ということは、やっぱり気持ちの余裕があるからでしょう。実際、飛ばす人のどれだけが「本当に急いでいる」のか疑問です。一般道なら必ず信号がありますし、大して変わらないと思います。高速のオラオラ運転は、計画性なんか無さそうに見えますけどね。報道などでも「クルマに乗ると性格が変わる人がいる」とか言ってますが、そうではなくて元々そういう感覚の人たちなんだろうな。クルマは良い意味でも悪い意味でも自己表現のツールですし。ただ、運転は経験値にも左右されることが多いと思うので、小僧の爆走はむしろ「そんな運転して命を落とさないように!」なんてお母さんになっちゃいますね。バイトしてサーキットへ行ってくれ!とも思います。

      クルコン、なんと私は怖くて使っていません。何が怖いってアクセルから足を離しても進むことが怖いんです笑。だから未だにクルコンの操作方法もよくわからずに乗っています。ただ、先日の夜の東北道なんかでは使うべきだったかもしれませんね。
      速度をいったん上げてしまうと面倒になるお気持ち、わかります。判断や考えることがいっきに増えるような気がして・・・小心者なだけかもしれませんが。
      軽自動車、やたら速いの多いよね・・・まあどの車種もそうですが、「よくあそこまで公道でアクセル踏み込めるなあ」というのが素直な感想です。

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