なぜ「やっぱり女かヨ」と言われるのか

女性ドライバー、という言葉に何となくダメっぽいニュアンスを感じる人は多いかと思います。そもそも「女性」という言葉がくっつくこと自体、違和感がありますがそれは置いておいて。

交通社会の中で、挙動不審なクルマや危険運転なクルマを目撃し、運転手の顔を確認して「やっぱり女か」と感じたことはありますか?男性と比較して判断が遅いとか車幅感覚が未熟だとかバックが下手とか周囲の状況に合わせない運転をしているとか。すみません!正直、私も普段走行していて挙動不審なクルマに対し「やっぱりおじいちゃんか」とか思ってしまうことがあります。

私は自分が女なので、出来る限りそういう先入観を持たないようにしています。が、あくまでも日々の通勤の路上で「統計的」に「やっぱり」と感じる要素の中には入っていますね。例えば周囲の状況を無視して暴走しがちなクルマはあんちゃんのSUVとおばちゃんのコンパクト(私の通勤ルートに暴走パッソと煽りマーチがいます)が不動のツートップであることは認めます。ただし、前者SUVは左右のレーンを移動しながら1秒でも早く前に行きたがるので勝手に追い抜いていきますが、後者コンパクトはいつまでも後ろにぴったりくっついています。なぜか。彼女たちに車間距離という概念がないのだと思います。だから、前車から見て自分はくっつきすぎていないだろうか、という思考にそもそも辿り着いてない。
もちろん男性にもそういう方は大勢いらっしゃいますが、多くの場合、女性のほうが「目の前の運転より大事なこと」の要素がちょっとだけ多いんじゃないかなと思います。性差とか運動能力とかよりも、むしろそっちではないかと。信号待ちでお化粧している人もいますし、後ろに乗せたお子さんが気がかりな状況もありますから当然のことです。

以前、鎌倉というクルマにとっては地獄な街に住んでいた時は、「迷い」クルマが溢れていました。しかも奥様方がこぞってデカイクルマに乗って「迷い運転」をするものだから、平日の昼間でも大渋滞です。最悪なのはそのクルマの中にお友達連中も乗っている時です。ウインカーも出さずに突然店の駐車場に入りますからね笑。車内の会話はきっとこうです。「ねえ、ここよここ!このお店よ!」

ゆえに、時々颯爽と走っている人を見ると素敵だなぁって思います。今のところ、朝時々お見かけする古いシルビアに乗ったおばちゃんが最高にカッコいいです。クルマの動きにメリハリがあって「上手なんだろうなあ」って印象。やっぱり「迷い」を感じるクルマが前にいるとこっちもちょっと怖いですよね。どうしたって車間距離を取って減速せざるを得なくなります。

自分がそう感じることで、自分がそうならないように気をつけることが出来ます。ウインカーとブレーキランプは意思表示。周囲の流れに乗った速度。前車が急に止まるかもしれないという危機感。でもそれらは運転に意識を向けていないと気づかないことなのかもしれません。どうしたら運転に意識を向けられるか。それはやっぱり「運転が好き」これに尽きるのではないでしょうか。勉強と同じかもしれない。興味のない内容の本が目の前に開かれているよりも、興味のある本が開かれていれば食いついて読むように。どうしたら運転が好きになるのか。好きなクルマ、乗りたいクルマに乗ることが最初の入り口なのかなぁ、と思います。あとは、クルマ好きの友達やパートナーや恋人から良い影響を受けること、でしょうか。

もし路上で「迷いの女性ドライバー」がいたら、「やっぱり女か」よりも「この瞬間、運転より大事なことを抱えているんだなー」と生暖かく見てください。でもね、中にはドアミラー畳みっぱなしで走行しているおばちゃんもいますからね・・・そういうのからは適度に離れるべきでしょうけど。

 

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