カワイイクルマあれこれ

女性とクルマな記事を3連発したいと思います。

「女子しか乗れないクルマは要らない!」

どこが「脱・カワイイ」のか、はひとまず置いておいて。
女子しか乗れないって誰が決めたのよ。
男尊女卑の時代が長かった日本ではありますが、現在では女尊男卑文化が続々と育っているように思います。私の大嫌いな「女性専用車両」がその最もたるものですが、とにかく日本企業って女性に媚売ってますよね。「女性用」というコンセプトを掲げれば成功するかのように。

いや、成功しているんだと思います。
この記事にも書いてありますが、実際売れてるようですし。個性のない同じスタイルの家々が整然と並ぶ電化分譲住宅エリアから、今日も上記記事内にあがっているクルマが出て来ましたけど、確かに似合ってましたよ。街並みも。運転している女性も。でも、記事内の「人と同じクルマに乗って安心する」という風潮はにわかに信じられません。実際、街を走るクルマを観察すると「やはりそうなのかなー」とは感じますけど、選択基準がそれって寂し過ぎる。

私は女であることをわりと楽しんで生きていますが、「女性用だから」「女性のための」「女性に優しい」とか「押し付けられる」のはとても嫌です。押し付けられて「私はそうじゃない!!」って反論したくても出来なかった10代の蒼きトラウマのせいかもしれませんが。例えば生理用品のパッケージ。通常は当然女性が使うものなのに、なぜあんな過剰なデザインにするのだろうか。

それを思うと、クルマそのものに性差関係ないだろう、って思ってます。上記の記事の後半の内容(アメリカ云々)はまっとうだと思います。乗りたいクルマに乗ればいいだけの話。とは言え、愛車ルーテシアとの出会いは女性誌だったわけですから、ルノーも女性をターゲットにしていたのは間違いない(そしてそれは成功したのか?私が買ったのだから成功かもしれないが、私のような女が買ったという意味では不成功かもしれない)。ルーテシアよりキュートなルックスのトゥインゴだって、多分男性オーナーのほうが多いのでは?

と思っていたらこんな記事。

2年くらい前、ピンク色の薔薇模様が施された美し過ぎるエルメのケーキに感動して買って食べたことがあるんですけど、芸術的な見た目のケーキは、お味は空港の免税店のあの匂いとほぼ同じだったという悪夢で。以来、敬遠しています。ちなみに東京で買えるパリのお菓子なら、私はサダハルアオキ派です。

私はルノー乗りなので、上のダイハツと「カワイイ」で比較したらもちろんトゥインゴを推すのは当たり前なのですが、これは読んでいてちょっと気恥ずかしい。マカロンとか名付けちゃって♪ シートも幼児が喜ぶ小規模遊園地の乗り物みたい♪ 間違ってもパリのセンスじゃないよね♪  むしろパリ女性がイメージするニッポンのカワイイがこれじゃないの?

「エンジンがお尻にあるのがカワイイ!」って思う女子がトゥインゴを選ぶのではないのだろうか。そうであって欲しい。

私は別にカワイイ自体は否定しません。私にも「カワイイ」と感じるクルマはあります。例えばいつも通勤途中の信号待ちで視界に入る、ポルシェディーラーに佇むエンジ色の屋根をしたのとかめっちゃカワイイ。ボディが白でね。値札が見えないのが残念なんだけど(見えたところで、ってやつですが)、フルーティでカワイイなぁって思いながら毎日眺めてます。それに、愛車ルーテシアだってカワイイ。同じ頃に同じルージュのルーテシアを購入したお友達(男性)とは、2台並べて「私たちのクルマってカワイイね、本当にカワイイよねー」と呪文のように繰り返すくらいに。でもそれは多分、世の中の多くの人が使う「カワイイ」の中身とは、異質なんだと思う。そして、私たちは誰にもそれを押し付けていない。え、押し付けてる? 私の愛車を運転してくれた人に「ね?いいクルマでしょ?」と詰め寄ってるって?笑 ことあるごとに「私のクルマは美しい」とか恥ずかしげもなく振りまいてる?

要するに「個人の趣味、嗜好」これがすべて。
それを売る側から押し付けられたくない。自分が最大公約数からはみ出しているのは重々承知ではあるけれど、こういう広告ばかり目にするとうんざりしてきます。

最後は試乗レポ。クルマ自体に性差はなくとも、クルマに乗って感じるあれこれは女ならではの視点があるはず。

と思って読みましたが、そうでもなかった・・・どうせなら「見た目は強面でガタイがいいけど、よく気がついて動きも機敏な、包容力のある変わったおじさんみたいな安心感」くらい言って欲しいものです。

「そのクルマに乗っている自分が好き」と思えるクルマが多分、その人にとって正解のひとつだと私は思います。だから、カワイイクルマに乗ったカワイイ私が好き!って女子は上記のようなクルマを買って楽しく運転しましょう。

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