と言っても私自身ではなく愛車のお話。
週末、北上してルーテシアの先輩のところへアート素材を引き取りに伺った。そのついでに以前から気になっていた屋根の劣化と、いつの間にか内装の壁から剥がれて悲惨な状態になっているドラレコ配線などをチェックして頂く。
納車時の美しさは二度と取り戻せないとしても、青空駐車、沿岸駐車にしては私の赤は未だ美しい・・・と思っていたのは完全な自己満足で、次から次へと「お医者先生」のご指摘。「ほら、ここのシミ見てごらん」とか「ほら、ライトも何となく黄色くなってきている・・・」とか気持ち良いくらいにズバズバと笑。
なんか自分自身の肌のことを言われているようで、穴があったら入りたい気分に。
一番衝撃的だったのは、ハッチを開けた時にしか見えないところ。
「これが新車の時の色だよ」と、あまりに残酷な情報をそっと与えられ・・・
そこに見える私のルーテシアのボディカラー、ルージュフラムは、確かに私がときめき、世界一美しいと思ったあの赤だった。それに比べると、やはりボディ全体の赤は劣化している(当たり前なんだけど辛い)。若い頃の写真見て「私の肌こんな綺麗だったんだー」とか思うのと似ている気がする。
以来、ハッチを開けるたびにそこに目が行き、切ない思いにとらわれてしまう。納車時のあの美しさに心が震えた瞬間が蘇り、もう二度と取り戻せない時間に泣きたくなってしまうのだった。
先生に特別なお道具を使っていただき、アカスリというかピーリングというか、そういったことを施して頂いた。不穏な水玉模様は消え去り、深みのある色味が戻ってきたように見える。こうなるとまた自画自賛癖が顔を出し、「なんて美しい私のルーテシア」となるのだが、最も気になっていた素材の違うところ(あれは、何て言うの?リアスポイラー?)はひび割れまで生じているので、塗り直ししか救われる道はない、とのことだった。普段走行中には自分には絶対に見えないところだけれど、背の高いクルマからは丸見えなところでもある。悩ましい。
Before(以下、先生撮影)
After
人間、特に女性はそうだけれど、逃れられない劣化や老化現象にどこで折り合いをつけるか、というのは結構大きなテーマである。
日本では、見た目が若いことが賞賛されがちなところがあるけれど、果たしてそれが本当の美しさなのだろうか。自分の好きなスタイルを貫いて結果的に若く見えるのは良いと思うが、たまに明らかに60代以上で髪が黒々としている男性を見ると違和感を感じる。髪を黒くさえすれ魅力的に見えると思うのか?私はそうは思っていない。空っぽの「若さ」だけに固執しているように思える。人間、中年も過ぎれば中身が外に出てきてしまう。
翻って私の愛車。
劣化したからと言って愛が減ることはないし、傷だらけでも私のルーテシアが世界一美しいと思っている。でも、最低限、見苦しくない程度にはきちんとケアはしていきたい。でも、逆に言えばケアが必要なくらいまで一緒に長く過ごしてきた、ということだ。6万キロだからまだまだかもしれないが、私にとってこれだけ長く一緒にいたクルマは初めてなので。
先生ありがとうございました。
先月に上田を往復した時はとても遠く感じたが、今回は山のない平地の走行だったせいかとても快適に走れた。帰りの東北道から富士山のシルエットが見えた時は衝撃と言ったら!
一人ドライブ用のプレイリストを再生しながら高速道路を走るという行為自体、私には癒しの時間なのだと改めて感じる。マインドフルネス。こういう時間は必要なのだ。一緒に走ってくれるのは世界にひとつの私の愛車。それだけじゃない。クルマについてほとんど何も知らない私(愛はあるが知識はない)ゆえ、このルーテシアには助けてくれた人たちの智恵と工夫と技術も一緒に詰まっている。
だから、とても大事。
リアスポイラー?ヒビ割れ気味なんですね。私のはアンテナが劣化でポロポロ砕け気味なのでシャークフィンにしたいところです。あとドアのゴムのとこは相変わらずヒビができては埋めてを繰り返してます。白い塗装面は水垢はありますが他人からは綺麗だと言われますね。うちのもヘッドランプの劣化は処置してやりたいところなんですよ。そのうち・・・と後回しにしちゃってますね。
夜にエンジンかけてライト付けて眺めると傷なんか見えないんでより魅力的に見えたりします。笑
塩害と花粉、紫外線は強敵ですね。シャークフィンは納車の時からすでに変えてもらったのですが、いいですよ~
スタイルが変わります。私は普段車内でラジオは聞かないので、受信状況はよくわかりませんが・・・
ゴムの部分はもう仕方ないですね・・・雨漏りしなければいい、くらいに考えています。
ヘッドランプは次の懸念材料です。
色々劣化は仕方ないのですが、人間と同じで見苦しくない状態は最低限キープしたいと思ってます。
なははは…😅
リヤハッチ内の色は教えない方が良かったかな…
劣化じゃなくてエイジングという事で‼️(笑)
でも、自分のクルマより磨き甲斐があったのはちょっと悔しかったりする…😑
先生、本当にありがとうございました!
いえいえ、ハッチ内のあの部分を目にすることで納車当時のことが蘇り、
自分のルーテシアがさらに愛しくなるので問題ありません、ショックだけど・・・
先生のルーテシアはいつも素晴らしく整えられていらっしゃいますもんね。
私のルーテシアは・・・・・またお願いします♪