赤と青のあいだ

先日、わかりやすい信号無視を見た。

普通の四角の交差点。南北のほうが少し広く、東西は少し狭いような、ありふれた交差点でのこと。

私は南から北へ走ってきて、その交差点を左折して西方面へ向かう予定。赤信号で黒いレクサスのセダンの後ろに停車。いつ見ても謎に偉そうなこの佇まい・・・とか思いながら信号が青に変わるのを待っていた。ちなみにレクサスさんが先頭だった。

信号が青になる。レクサスさんがゆっくり発進し、私も続いて発進、とその時。シルバーのコンパクトカーがレクサスさんの目の前を横切って行った。結構なスピードだったので、レクサスさんは急ブレーキと同時にけたたましくクラクションを。私もびっくりしてその場で凍りついた。こちらの信号は完全に青だったので、立派な信号無視だ。ああ、恐ろしい。レクサスさんが速度を上げていたら衝突していたかもしれない。

あろうことか、私は左折したので、そのシルバーの後ろにつくことになった。後ろから確認する限り、運転席には白髪のカールした髪が見える。おばあちゃんか。おばちゃん、なぜあんな無茶な運転を・・・と思いながら、私は2速でのろのろ運転をして、車間距離を出来るだけ開けたことは言うまでもない。

話は変わり、私が毎朝通勤で走っている国道134号線は、かなりの確率で白バイさんや覆面さんが隠れている。主に信号無視を取り締まっているようだ。私の勤務先の周辺も狩場となっているが、平日の朝などは皆わかっているので、そうそう無茶な信号無視はいない。ただ、全体的にハイペースなので、勢い余って信号無視になってしまうクルマも確かにいる。

赤と青の間、つまり黄色のタイミングが非常に悩ましい。
歩行者信号をまず確認すればだいたい予想出来るのだが、歩行者が赤になってからだいぶ時間がたって黄色になる信号も多い。また、直線青矢印が消えたあとに普通の青になってからの時間的感覚も難しい。慣れで「そろそろかなー」と思うと速度をゆっくり落としたりもするが、たまに失敗したりする。しかも違う時間帯に走ると、信号の変わるタイミングも違ったりするし。

一度、黄色で停車後に、隣車線のクルマがぶっちぎったら横道から白バイが出てきた時は笑ってしまった。しかし停止線を踏む直前に黄色になった場合が難しい。後続車との距離や速度によっても判断が違うのだけれど、いつも通過しながら白バイの姿を確認してしまう。たまにその勇姿を確認してしまった時は、サイレンを鳴らし赤灯をぐるぐるしながら飛び出して来るのではないかとバックミラーをチラチラ見てしまう小心者なのだ。と言いつつ、もし捕獲された時、その白バイが昔の元カレだったらドラマじゃん、と妄想していることも白状しておこう。

交通ルールを遵守することを最低限としても、横から飛び出す自転車、高校生サイクリスト、遅い原付(サーフボード付)、挙動不審なクルマ、迫りくるコンパクトカー、勢いよく抜いて行く大型車、サングラスの奥から目を光らせている白バイ・・・日々試練のようだ。命あることに感謝しなければならない。

そしてまたしても世の中の状況は悪化し始めている。
今月は京都のキャンパスでスクーリングの予定だったが、居住地に宣言が出されたためキャンセルということになった。お気に入りの飲食店も軒並み8時閉店になるので、行ける時は早い時間に行ってあげたい。私はもともと酒は飲まないし、食事も1人か2人なので、好きな店に行けなくなるのは辛い。少しでも力になりたいと思う。ランチタイムでお酒飲みながら大声で喋っているおばさんたちのグループだっているのに。有事の時に、何かをターゲットにして悪者にしなければ気が済まないような風潮に心底うんざりする。

ヘッダー画像は、目下勉強している高麗仏画の『楊柳観音半跏像(1323年)』。インドのアジャンター石窟に描かれている『守門神像』とともに、私が美しいと思う仏画のひとつ。

心を落ち着けましょう。

4 Replies to “赤と青のあいだ”

  1. そうそう、黄色が挟まってますよね!あれは私もいいと思います。
    今はアイドルストップのクルマが増えてきたので、わりと皆さん発進はゆっくりめだから焦ることはあまりないけれど
    ワンクッションあるだけでだいぶ違うと思う。

    そういや昨日初めてRISK ON BLACK ICE の表示が出て、小心者の私は用事をパスして早々と帰りました・・・

  2. ご友人とお姉さま、大変でしたね・・・これを機に意識してくれたらよいですね。
    事故は100%防ぐことは不可能ですが、出来るだけ避けたいのでやはりルールは守りたいですよね、人命にも関わってきますし。
    毎日運転しているとルーテシアというクルマ自体はとっても楽しいのですが、公道上では必ずしも楽しいことばかりではないです。

    白バイ彼の太もも、そんな恥ずかしいお話をしていたとは(覚えてない)。いや、でも素敵でしたわ・・・

  3. 私の知人は赤信号を見落として交差点に進入し、ちゃんと信号を守って進入してきた車に衝突していました。相手が悪く、職場の上司も謝罪しに行ってましたね。私の姉も同じように赤信号を見落として交差点に進入していましたが、運よく事故には至りませんでした。知人の場合、脳に障害があるのでそのせいかもしれませんが、姉の場合助手席の母との会話に夢中になっていたからだと思います。いろんなドライバーがいてみんな免許は取得していてもプロのドライバーというわけではないですから、とても危険ですね。無免許や無保険もいますしね。

    白バイの元カレの太ももが立派だったという話はまだ覚えていますよ。笑

  4. 欧州だと青に変わるとき、

    赤+黄

    と変わって、スムーズに走らせる工夫だなあ、と思うんですよね。
    交差する方が赤信号替わり際で突っ込んでこられたらアウトですけど。
    (Youtubeで事故動画を見てると、そのパターンわりと多し)

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