ウインカーを出そうとして勢いよくワイパー作動。左足がクラッチペダルを探してしまうのもまだまだ終わらない。ルーテシアの時はしばらくエンスト恐怖症だったけど、今度のZにその心配はない。

エンストというものは、意識がちゃんと「そこ」にいる時は滅多にしない。私は意識が「そこ」に無い時、特にバックで駐車スペースに入れている最中に予期せぬ事が起こった時(進入角度に失敗とか、異物発見とか)などにエンストしていた。私のルーテシアもアイドルストップ装置がついていたが、6年以上毎回必ずスイッチを切っていた。この機能と、エコドライブ機能はついに一度も使わなかった。

翻って、新しい私のZ。もちろん、まずMTを探したのだけれど、程度の良いものは見当たらなかった。ただでさえ玉数の少ない(生産台数も少ない)車種なので、何かを妥協しなければ入手出来なかったとも言える。たまたま関東圏のディーラーにて全体的に良さそうなZを発見出来たので、ラッキーだった。

広い駐車場ではなるべく周囲が空いているスペースに停めるスタンスは変えていないが、戻って来た時に自分のクルマが赤くないことにまだ慣れない。

さて、新しい相棒がやってきて、最初にやること。
雨さえ降っていなければもちろん「洗車」だ。ディーラーでも当然洗ってくれているので汚れはそんなにひどくはない。ではなぜ洗うのか?それは、自分の手で見て洗うことによって、そのクルマのことがもっとわかるから。

というわけで、今回も朝から洗車をした。2シーターだがサイズはルーテシアより大きい。屋根は今回洗わないので実質下半身のみになるけれど、それでもいくつかのことがわかった。

  • リップスポイラーみたいなものが、ひっそりとあるぞ。
  • タイヤがおおきーい。
  • ホイールの構造が前後で違う。見るからに剛性感のある風貌。造形もユニーク。
  • ボンネットが広大。洗い甲斐がありそう。
  • シートがとっても低い。わかっちゃいたけど地面に近くてテンション上がる。
  • ボディカラーは光によって色の出方が変わり、ルーテシアと同じように眺めていて飽きない。
  • リアガラスちっちゃ!!
  • シートの後ろは意外と荷物置けそう。

などなど。

「カッコいい」Zだけど、ウインカーが可愛らしい

シャンプー(ソナックス)やコーティング剤(バリアスコート)などもルーテシア時代から何も変えていないが、拭き取り用を始めとするタオル類は新調した。

タイヤは間もなく交換されるので、今は汚いままだが我慢するとしよう。ボディの傷は飛び石と思われる程度の小さな傷が数点あるが、タッチペンをもらってきたので自分でやろうと思っている。後方視界が実質無いリアガラスも、そのうちデジタルミラーにしたいと考えている。

室内は、ルーテシア時代からの遺物を再配置。ニールズヤードのアロマストーンを吹き出し口に。大谷石のアロマストーンと各種アロマオイルはセンターコンソールの宝物入れに。もちろん、Zの中も大好きなコンラッドとティーツリーの香り。治療中に親友が贈ってくれた天然石のお守り。シフトノブに巻いていた赤いボロちりめんの端切れ。これでだいぶ私の空間だという自覚がわいてきた。

スマホを取り付けるところに悩んだ。当初はクネクネ(ワイヤー商品)で引っ掛けようとしていたが、引っ掛ける場所が見つからず断念。大げさなホルダーは好きじゃないので、ルーテシアの時に購入し未使用だったマグネット式のスタンドを断腸の思いで貼り付け。実質ここしかない。両面テープ商品はなるべく使いたくなかったんだけど。充電はセンターコンソール内のUSBジャックから。このジャックがすでにボロボロな感じで、ケーブルをぐっと奥まで差し込まないと認識しない。助手席側にケーブル通しがついているので、運転席側に持ってくるとどうしてもケーブルが目障りに。そこでまたしても泣く泣くケーブルをテープで貼り付け。

とりあえずの処置。ベターなアイデアを思い付いたら実行していきたい。

前のオーナーさん、屋根付き車庫だったのかもしれない。そして大切に乗られていたような気がする。ディーラーで屋外展示だったにも関わらずきれいだもん。幌も色褪せてないし。オーディオの設定で、FM局を合わせようとして画面を開いたら、大阪を始め関西のFM局がズラリと出てきた。ああ、この子は関西から来たんだな、と思った。

前のオーナーさん!ご安心ください。大切に可愛がっていきますので!!

次はタイヤ交換、keeperコーティング。お金が気持ちいいほど飛んで行く。しかし、これは私の代替療法であり、免疫力を上げるための投資だと考えて自分を納得させている。

次回は走行のファーストインプレッションを書いてみようと思う。