Zまでのルート

初めての給油。ハイオク満タン。
一向に止まる気配を見せない料金表示を腑抜けのように茫然と見つめていたら、¥10,000を少し超えたところでやっと止まった。「そういうことだよね〜」とヘラヘラ笑う。これが、私が今回選んだクルマなのだ。自分の牛乳代よりZのガソリン代を優先させる生活に入ったことを意味する。笑。

さて、私が数年前から「次はオープンに乗りたい」と時々漏らしていたことをご存知の方は多いだろう。

その当時はアバルト124が気になっていたが、結局、縁はなかった。

白124にも、
赤124にも乗ったが縁はなく。

縁がなくなったのは、東京モーターショウでボクスターの運転席に座ってしまったからだ。

クラッチの重さが衝撃で、座っただけでわかるシートの高級感など「これが世界の一流なのか」と惚れ惚れした

日本で2シーターのオープンと言えばまず思いつくのはマツダのロードスター。とても多く見かける。確かにコンパクトで良いクルマだという印象があり、運転するのにサイズ感はとても良さそうだったけど、なぜか惹かれなかった。消去法で選んでオーナーになるのも嫌だったし、自分が運転している姿が想像出来なかった。そういうクルマには縁がないものだ。コペンも1時間くらい考えた。でも幌の屋根が良かったし高速道路を長距離走ったりするのに軽自動車はちょっと怖いイメージが。S660。造形的に受け入れられない。「プラモデル感」のあるデザインは好きになれないのだった。

輸入車の古いモデルでお洒落なオープン2シーターもなくはないけど、いかんせん古い輸入車って私みたいなシロウトの手に負え無さそうな気もするし、そういうクルマの専門店みたいなところは未だに入りにくいから嫌だし。

ええい、もう中古でボクスター買えばいいじゃん!腐ってもポルシェじゃ!と投げやりになってみても、「絶対に維持出来なさそう」ということが容易にわかる。Z4? BMWもみんな乗ってるし美人じゃないから嫌じゃ。メルセデスもBMWよりはマシだがみんな乗ってるから嫌じゃ。まあこのままルーテシアに乗っていてもまったく不都合もないしなー。

そんな朝。

後方のクルマが妙にカッコいい。さりげない隆起のある美しいボンネット。低い車高。無駄のないお顔。あれは何?

そのクルマが右車線に移って追い越して行ったので、後ろ姿を見て「あー、Zだったんだ!あんなカッコ良かったっけ?」と思ったのが始まり。それまでフェアレディZというクルマがあることは知っており(高校の時の彼氏のクルマが古いZだった)、年配の男性が運転しているのを見てかっこいいと思ったことなどはあっても、じっくり眺めたことはなかった。この時見たのは現行Z34のクーペだけれど、「当然、Zは今でもMT設定あるよね?」とネットでZを検索しているうちに、私は発見したのだ。

Zにオープンが!!

あの朝に出会った黒いZは宇宙の啓示だったんだと思う。どこかのおっさんが運転していた。お礼を言いたい。

それからと言うもの、中古車サイトや情報サイトで「フェアレディZ ロードスター」の少ない情報を集めるも、病気が発覚し治療に入ってしまった。クルマどころではなくなり、Zどころかルーテシアにすら乗れない日々が続き・・・体調が復活してくると、Zのことを思い出し、より強く乗りたいと思うようになった。あとは皆さんの知る通りだ。

知識というのは結構大事で、自分がZに乗ることを前提としてフェアレディZの歴史みたいなものをざっくり読んでみると、ついこないだ発表された新型のZも何だかカッコ良く見えてくるから不思議だ。発表当初は特に惹かれなかったんだけど。

ルーテシアに乗るようになってから「遅れてきたマイカーブーム」と表現している通り、突然、クルマに対して色々な興味が出て来た。そういうわけで、今や電気自動車や自動運転だという時代だと言うのに逆行した。80年代から90年代に街を走り抜けて来た諸先輩方の話を聞いて「FR乗ってみたい」と思うようになったし、それも国産車がいいと思い始めていた。さらに、ルノー界隈には日産のクルマに関係する方々が周囲にいらしたし、ルーテシアを初めて試乗した時に付き合ってくれた友達は若い頃ワインレッドのR32に乗っており今でもあの造形はカッコいいと思っているし、先ほども述べたように高校時代に付き合っていた彼氏もZに乗っていたし、なんか色々な縁とか要素が集まって来て自然にここに辿り着いた感がある。

走行インプレッション長くなりそうなので、また次回に延期・・・なんか書いておきたいことが色々浮かんで来るので、最近はとりとめもない文章になってしまっているんだけれど。

2 Replies to “Zまでのルート”

  1. リーパーさん
    RX-7にお乗りだったんですね!今ではほとんど見掛けなくなってしまいましたがカッコいいと思ってました。
    やっぱりこういうクルマは燃費のことをシリアスに捉えてはいけない・・・しかしまだまだ燃料計に目が笑。
    コペンは女性が乗ってるより男性が乗ってるほうが洒落てる感じが出てて素敵と思いますよ!確かにコペンは車高低いですもんね。
    右車線をすっ飛ばしていく背の高い軽自動車は見てるだけで恐ろしいです。

  2. ガソリン高いとは言え1万越えはなかなかですね。昔乗ってたRX-7(FC3S)は売る直前は4km/lでタンクは70lあるのに満タンで300km走れなかったんですが、レギュラーが唯一の救い。

    幌付きのほうが色気があるのは間違いないですし、FRはポイント高いですよね。
    ヨーロッパ車の幌が増えてきたのは富裕層が幌のほうが好きだからそうで。

    ちなみに
    軽自動車のドアはペラペラで危険な香りはしますが、トールタイプの軽自動車はわかりませんが、コペンは高速道路でも安定してます。サスペンションとかの径が少しづつ太くされてるみたいです。

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