Zと海景

今年も終わるからと言って、この1年の振り返りとかやりたくもなければ、来年に向けての決意みたいなのも嫌いなのでいつも通りで。

ハイヒールを履くには我慢が必要だ。いくら「足が痛くならないハイヒール」とか、「歩けるハイヒール」とか謳う商品であっても、ハイヒールはどうしたって痛いに決まっている。でも、好きだから履くし、お洒落は時に我慢が必要だ。何よりハイヒールを履いた自分が好きだから。それが痛さを上回る限り、ハイヒールは履き続ける。

と思っていた昔の自分。

クルマ通勤になってからと言うもの、すっかりハイヒールには縁がなくなってしまった。たまに履く機会があっても、痛い>好き、になってしまっている。だから、痛い思いをするくらいなら履かない、という流れになってしまった。いかんですな。

ハイヒールほど痛くはないけど、冬のオープンカー はそれに少し似ている。暖かい格好をして屋根を開ける。体は寒くはなくても空気に触れる顔の肌はガビガビになるし、髪もパサパサする。冬の晴れた日、すれ違う「屋根を開けてないオープンカー」に対して「もったいない」と思うけれど、あっちからしたら「この寒いのに痩せ我慢して屋根開けちゃってバカみたい」なのかもしれない。

それでも私(たち)は開けて走る。寒くても、肌がガビガビになっても、髪がパサパサになってもね!だってそれが好きだから。

渋滞タイムは撮影タイム

地元の女友達と地元をドライブ。私たちの地元とはすなわち湘南であり、季節問わず晴れた休日は大渋滞になるエリアだ。水戸、品川、世田谷、練馬、、、、混むとわかっているのに、よく来るなあと思う。っていうか皆何しに来るの?海なら湘南じゃなくてもあるでしょうに。

でも、Zは渋滞すらも楽しいクルマだ。空や海を眺めたり、信号機を下から見上げたり、色々と退屈しない。さらに気心知れた女友達と一緒なら、なおさらだ。話は尽きず、写真もたくさん撮ってくれるので有難い。そう、いつだって『テルマ&ルイーズ』ごっこはワクワクする。ただクルマの屋根が開くだけで、なぜかロードムービーの登場人物になった気分になる。ちなみに友人たちにZを試乗してもらう時は、助手席の私が彼らの写真を撮ることにしている。誰もがカッコいいので楽しくて仕方がない。

フロントガラス越しの見慣れた地元の道路がキラキラと輝いて見える。私たちの今の時間の大切さ。そう、「今、この時間の大切さ」というのはZに乗るようになってからさらに強く意識するようになった。空の明るさによって変化していく車内にいるからだろうか。時間、空間、人との心地良い距離。目には見えないそれらの「間」が、尊く愛しい。

楽しそうにカメラを向ける楽しそうな彼女をみる私もZも楽しい

渋滞も黄昏時だと格別だ。じっくりと色の変化を楽しめるから。波の音もよく聞こえる。私は鎌倉の海側で生まれ育ったのに、海は苦手だ(山も苦手だけど)。でも、こうしてオープンエアーで走る時は苦手であることも忘れている。

帰路は助手席側が海。渋滞中、逗子から江の島をのぞむ

初めてオープンカーに乗る友人たちは、「想像より寒くない」ということにまず驚く。そりゃそうだ、私も最初驚いた。予め「首巻は必要だよ」と伝えておくのだが、体はシートヒーターと暖房でじゅうぶん暖かく、風は頭上を通り過ぎて行く。ただ、窓を開けると寒いし、斜め後方から首筋に向かって風は感じる。だから、首巻があるとだいぶ違うのだ。ちなみに車内に膝掛けも常備してある。ドアポケットに設えられたドリンクホルダーに、コーヒーを入れた保温マグを立てておけばなおさら冬のドライブは楽しい。さらにZは足元が広く、足を投げ出せるので、意外と寛げるのだ。つまり最高。ただ、冒頭で述べたように乾燥は防げない。

病気の治療中に学んだことのひとつに、「今ここ」という考え方がある。先行きへの不安に押し潰されそうになった時、「今ここ」にフォーカスすることで不安をやり過ごすことが出来る。以来、「今私がやりたいこと」「今私がやるべきこと」「今私はちゃんと生きている」など、「今」のことだけを考える。

「今ここ」という思考によって「面倒くさいから後でいいや」というサボり癖もなくなったし、何よりも「今の幸せ」を実感出来るようになった。日常は単純なルーティンではなく、日常こそが特別だという感じ方にも変化した。まあ、クルマを運転している時はルーテシアの時も幸せだったからそれほど大きな違いはないのだけれど、「今ここにある幸せ」が少しずつ積み重なって行けば、この先何が起こっても受け入れられる強い自分になれるのではないかと、ちょっと期待している。

真ん中に『Z』

私と繋がっているすべての人々に感謝。

2 Replies to “Zと海景”

  1. こちらこそよろしくお願い致します♪
    「いま」を大切に=「いま」は楽しいか??になりつつある私デス。
    いかに充実して生きるか、とか、後悔のない人生にするか、とかそんな崇高な思考なんかなくて、
    ただひたすら「楽に楽しく生きたい」という笑

  2. 2022年もどうぞよろしこ。
    ボクも「いま」を大切に生きるようにしようと思います♫

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