京都の実用的レコメンドホテル

今年はとにかく京都へ通った。

こう話すと「いいなぁ京都」とよく言われるが、その9割が大学の授業のためであり、観光目的ではない。昼間はキャンパス内に缶詰なので、実質学校、夕飯、ホテルという3ポイント移動しかしていない。

これまで滞在したホテルでお薦め出来そうなところをいくつかご紹介。スクーリングという大前提があるため、通学のためのバス停から近いというのが最優先事項であるので、あまり参考にはならないかもしれないが。

 

1.京都花ホテル

三条京阪から東山のほうに進んだところ。隣はコンビニ。
喫煙所はホテルの横にひっそりと設置されている。

大規模なホテルではないが、いつ行っても清潔でシンプルで、必要最低限のものは揃っている。バスタブは足を伸ばせてのんびり浸かれるし、チェックイン時に好きなドリンクや入浴剤ももらえる。ユニットバス方式であるが、洗面台もまあまあスペースがあり、お湯の出も問題ない。さらに部屋にはフットマッサージャーが備え付けてあり、夜寝る前に足を突っ込んでギューッとマッサージすることが出来る。悪いところがないホテルとして貴重。今のところ一番のお気に入り。

また、三条木屋町あたりに出るのに三条大橋を渡っていけるのもいい。京都に来たと実感出来る。

 

2.ソラリア西鉄ホテル京都プレミア

三条から少し北に上がった鴨川の目の前にある低層ホテル。
ここは泊まるなら鴨川ビューをお薦めしたいが、反対側でもじゅうぶんに落ち着く。繁華街に近いので、食事なども困らない。

エントランスの重厚な赤い扉がいい。部屋は窓が大きく、快適。バスルームは引き戸でセパレート出来るので、2人で泊ってもプライバシーは確保出来る。内廊下はほんのりと暗く、赤いルームプレートのセンスもいい。1階に喫煙室あり。

ただ、スクーリング目的だけで使うのはちょっともったいない気もする。

 

3.ホテルグラン・エムズ京都

私が泊まった部屋はユニバーサルルームだったのでやや広かったが、アジアからの団体観光客や外国人宿泊客が多いので、ガヤガヤして落ち着かない感じだった。とは言え、立地的には悪くないので、ホテルに滞在する時間自体が短い時はお薦め。喫煙所は外にある。バスルームの白いLEDが物悲しい気分にさせる・・・日本人より外国人多し。再訪はない。

 

4.住亭 SHIJO KARASUMA

学校へバスで通う場合、正直四条烏丸あたりは河原町を通るのであまり滞在したくないのだが、三条近辺が高値の時はこちらのほうまで来る。

見た目は和風モダンな感じ。外国人の老夫婦が好きそう。フロントで靴を脱ぐ。室内は特に何もないが別にそれは構わない。ただ、ベッドにコンセントが無いのが辛いところ。近くに高木珈琲店というモーニングをやっている喫茶店(もちろん喫煙出来る)があることだけが最大のメリットと言えよう。

ティピカルなユニットバスなので、トイレと風呂は狭い。喫煙所は館内に設置されている。

 

5.ザ・ロイヤルパークホテル京都三条

やかましい一角にあるが、周囲に何でもあるしバス停も近い。部屋はロイヤルパーククラスとは言え非常に狭い。それ以外のクオリティは平均より若干上なので安心感がある。風呂場も洗い場付き。1階の進々堂というパン屋さんはいつも混雑しているが、私は美味しいと思ったことがない。しかし先日、学校のカフェに納品していることが判明した。四条にある同系列のホテルよりも割高感がある。数軒隣にコメダがあるので朝はそこで。

首都圏のロイヤルパークと比較するとローカル感が高い。

 

6.ザ・ロイヤルパークホテル京都四条

初めて泊まった時、洗面台がベッドのそばにあり、「洗面所の中にベッドがあるみたいだ!!」と衝撃を受けた。鶯谷とか歌舞伎町のラブホテルによくある設計で、ベッドの横で歯を磨いたり化粧したりせねばならない。おまけに左右に物置スペースがないので非常に困った。この印象からあまり良くないホテルだが、その後再度宿泊する機会があり、その時は部屋の間取り図で洗面台がベッドのそばに無い部屋を確認して予約したという面倒くささ。

バス停が目の前ということ以外に特に美点はない。上に挙げたホテルたちで部屋を取れない時の保険といった存在。どうせ滞在時間は短いので、積極的にロイヤルパーククラスに泊まる理由はない。

 

7.SAKURA TERRACE

奈良へ向かう際に前泊した。
京都駅から南へ下るほうなので、人は少ない。歩こうと思えば歩ける距離だが、荷物がある時は素直にタクシーに乗ったほうがいい。

京都駅が観光の基点だったり、東寺あたりをメインに回りたい人にはいいロケーション。部屋は狭いが清潔でセンスはまあまあ。

 

8.京都四条高倉ホテル grandereverie

 

京都特有の細い土地に無理やり建てた感のある、こじんまりしたホテル。前の道でタクシーから荷物を下ろしているとクルマが詰まって渋滞を引き起こす。

レセプションも小さい。若冲の鳳凰をモティーフにしたっぽい織物が壁に飾られていて、華やか。だが対照的に部屋はごくシンプルでそこそこ広め。テレビの前にソファがあるのは気が利いているが、そもそもテレビは観ないのであまり関係ない。

烏丸のほうは静かではあるが、やはりバスだと河原町を抜けるのに時間がかかる。混雑時は乗っているだけで疲れる。ここのいいところは四条通りを渡ってまっすぐ行くと煙草の吸える個人経営の喫茶店があるところと、さらにその先に私のお気に入りの亥之吉という雑貨屋さんがあるところ。まぁ、また泊まりたいとはあまり思えない。

 

番外編
フォーシーズンズホテル京都

スクーリングの時に利用したのではないが、これまで私が泊まった国外、国内のすべてのホテルの頂点に未だに君臨する、ザ・ベスト・オブ・ホテルと言っていい。

竹細工の人間国宝職人さんが作ったアプローチに入った途端に、圧倒的な美にひれ伏すしかない。窓の外は緑しか見えないし、美しい日本庭園がある。ここは昔、平知盛の屋敷跡だったとかなんとか。部屋の内装もさすがのレベル。洋間ではあるが、至るところに繊細な意匠が施されている。紫を使っているのもホテルでは珍しい。

私が宿泊したのは夏だったが、外のテラスで朝食を頂いている時には蝉の声にあふれ、京都の夏を体感しながら食べる朝食は格別であった。また、京都女子大が隣にあるため、学生たちの爽やかな声が時おり響いたりして、平和だ。喫煙所は庭に面した目立たない場所にあり、気兼ねせず一服出来る。

東京丸ノ内のフォーシーズンズはむしろ鉄ちゃんにお薦め出来るということ以外に特徴がないのだが、京都はお値段相応の素晴らしいホテルであることは間違いない。しかしお値段ゆえに再訪はまだ叶っていないが・・・
京都のホテル選びはちょっと面倒だが、ホテルの数だけは多いし、複数で観光なら町家ステイというのも安上がりだと思う。

 

 

私も本来ならホテルにはこだわる人種なのだが、何しろ通学という前提があるので、「バス停に近くて高くない」ところを探すと上記のようなリストになる。まだ泊まっていない候補ホテルもいくつかあるので、またレポートしたい。