クルマで巡らないコンラッド東京

新たなカテゴリ「HOTELS」を追加しました。

本当は別枠でこれまでのホテル滞在記を執筆しようと思ったのですが、面倒になって。ここは言うなれば私のスペースですから、ここでいいんじゃないかと。それに、クルマでホテル行く場合もありますから。

このカテゴリでは、都内の高層ホテルから地方のドライブインまで、訪れたホテルの記録を主観100%で書き記すことにします。読んでくださる皆さんが「行った気になれる」ように書ければいいなと思いますが、きっと独断と偏見に満ち溢れたものになるでしょう。

記念すべき初回は、「コンラッド東京」(東京都港区)からいきましょう。

 

最寄り駅はゆりかもめ汐留駅になりますが、ガラガラとキャリーケースを引っ張りながら入るのもあれなので、いつも新橋からタクります。以前は運転手さんに「近くてごめんなさいね」と言ってましたけど、最近は短距離料金が出来たので気にならなくなってきました。車寄せに入ると駐車している高級車をチェックするのですが、この時は何が停まっていたか記憶にありません。他でよく見かけるのはSUVじゃないポルシェ、シックな色のフェラーリなど。

このホテルの外観は首都高から赤い字でCONRADって見えるので、ご存知の方も多いはず。赤いものが好きなので、あれが見えるとテンション上がります。
建物は、夏にルーテシア女史会をやった江東区某所から、ちょうど真正面に見えました。

都内でも外資系高層ホテルは多くの場合オフィスビルの上階に作ってありますね。ここもそうです。汐留エリアは他にもホテルがいくつかありますが、コンラッド東京はそれよりも海側にあり、少し離れています。

都心の夜景を見るならこちら側からがいいですね

 

さて、何を隠そう私のルーテシアの車内の香りはコンラッドと同じ。
初めてコンラッド東京に泊まった時にこの香りに魅了され、「この香りのアロマオイルがあるなら欲しいのですが」とフロントに掛け合ったところ、奥から出てきました。しばらく後に愛車ルーテシアがやって来て、市販の芳香剤は嫌だったのでこれを香らせることに。以来、泊まるたびに、いや、このオイルを買うために?泊まりに行っているようなものです。

廊下も愛車と同じ匂いがしてホッとする(こっちが本家)

 

香りの他に気に入っているのは、お風呂。
この「床置き型バスタブ」、記憶にあるのは都内ではコンラッド東京だけです。一度、誕生日にスイートへアップグレードして頂いたことがありますが、お風呂がコレじゃなくてものすごく残念でした。普通のお部屋でじゅうぶん満足。
なぜかいつもCONRAD TOKYOロゴ入りのアヒルのおもちゃがついてきます。

ブラインドは、ちゃんと閉まります

バスソルトがなかなか。他のアメニティは特筆すべきものではありません。私は体を洗うのに液体のボディソープでなく石鹸を使いたい派なので、手洗い用とは別にボディ用の石鹸が置いてあるところは高評価。枕が装備されていませんが、それを差し引いても好きなお風呂です。

これがビジネスホテルになると、シャンプー、石鹸などは家から持参することにしています。

 

眺望は素晴らしいかと言えば、うーん意外と普通。

私の趣味のひとつに「高速道路を走るクルマの流れを眺める」というのがあるんですが、それを堪能するにはちょっと距離が短い気が。

こんな離れていてもルーテシアを探してしまうのだった

首都高はジャンクション近くの眺めのほうが絶対に楽しい。
ここも夜に眺めると光の川みたいできれいはきれいですが、ちょっと物足りない。

夜はゲートブリッジがわりと目立ちます

正面はこんな眺望。
夜景的にはやっぱりあちら側(江東区側)からこちら側を眺めるのがベストだと思うので、こんなものでしょう。反対側のお部屋はオフィスビルしか見えなかった記憶がありますので、こちら側のほうが確かに開放的。ちなみにオフィスビル側にあるスパは素敵な空間ですが、お姉さんの技術がちょっとイマイチでした。私に合わなかっただけだと思います。

都心だったら東京駅や日本橋近辺の高層ホテルからの眺めがベスト。
首都高のジャンクション、在来線、新幹線、全部見えますからもうずっと眺めていられるんです。

コンラッド東京には、当たり前ですがいくつか(お高い)レストランが入っています。

あれは確か何年も前に初めてコンラッド東京に足を踏み入れた時のこと。
ロビーの長椅子に腰かけていると、隣に座った若い女の子が携帯で「今コンラッドに着きました」と話しているのが聞こえました。ああ、彼氏が部屋で待ってるのかしら?なーんて微笑ましく思ったのですが、その夜、中華レストランで彼女が小汚いおっさんと食事をしているのを目撃してしまった、という思い出があります。
そういうご商売だったのか、という。
そのレストラン「チャイナ・ブルー」。雰囲気込みでけっこうロマンティック。カップルシートが最高。お値段は街の中華屋さんの4倍で、量は4分の1です。五目チャーハンを頼んだら、小さいお茶碗で出て来たので笑ってしまいました。そんな時は、「雰囲気とロケーション料」と自分に言い聞かせています。やはり私には街の中華のほうが合っているのだな。コスパで考えたら中華街のほうがずっと素晴らしいのは当たり前。まあこの種の店はコスパなんて考えない人が行くところですけれど。つまり、わざわざここで中華を食べなくてもいいのに、食べる理由がある人たちが行くところですね。でもね~、こんな店で口説かれるより街の中華で口説かれたほうがいいなぁ。

公式より。カップルシートは手前側にあり、写ってません

イタリアンぽい店にも入った記憶がありますが、特筆すべきものはありませんでした。その時はお隣にいかにもな成金じいさんと若い中国人ぽい女の子がいて、落ち着かなくて笑。彼らはこういった場所に出入りする時の服装というものを考慮しないのだろうか。黄色い看板の格安店で売ってそうな服を着ているのはどうしてなのか。今時大型スーパーの服売り場にだって、それよりずっと洒落た服があるというのに。なぜ3原色すべてが入ったコーディネイトが出来るのだろうか。その感覚はどこで育まれるのだろうか、ともう色々観察してしまって食事どころじゃない。女の子は美人なのにもったいないなぁ、とか。

普段あまり見ない人たちを垣間見ることが出来るのも、ホテルの楽しみです。

 

朝ごはんの様子。この時はルームサーヴィスで。

クラブフロアだと専用ラウンジで静かに朝食をとることもできます。
私はお酒も飲めませんし、あまりクラブフロアの恩恵を感じたことはありません。つまり、コンラッド東京に関して言えばあのバスタブさえあればどこでもいいんです。

六本木にあるホテルなどよりは客層はいいと思うけど、ちょっとアクセスに難あり。ゆえにそれほど騒がしくもありませんし、スタンダードなお部屋でもじゅうぶんな広さがあります。

私は「香り」と「お風呂」だけの理由で1年に1回くらい泊まりに行きますが、それ以外で強くレコメン出来る理由が他になく、なかなか人に薦めにくいホテルでもあります。ちなみに椎名林檎が常連客だという噂を聞いたことがありますがもちろん会ったことはありません。

 

コンラッド東京

「クルマで巡らないコンラッド東京」に2件のコメントがあります
  1. こういうホテルやレストランは、どのような服装で利用すれば良いのでしょう。と考えて縁がないなぁと思ってしまいます。でも変な格好の人もいるなら私でも行けるのかな?

    1. ひろさんなら、この前新宿でお会いした時のようなスタイルで全く問題ありませんよ。
      わたし的には男性は襟のついた服であれば大丈夫と思います。ボトムスは人によります(笑)。

      ジャージ姿の大陸の方とかもウロウロしてますし、日本人でもロゴがベタベタ入ったTシャツ着てる方もいますから、襟付きのシャツ、冬ならジャケットがあればじゅうぶんです。

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