では、日本のおっさんはどうなの?

前回、「骨抜きにされたいおっさん総出演」の映画について書きましたが、彼らは欧米のおっさんたちでした。では日本の骨抜きにされたいおっさんとは。

ちなみにヘッダー画像は日本の肖像画の最高傑作とも言われる「伝・源頼朝像」ですが、この肖像が頼朝だと刷り込まれて育ったので、今更他の人かもと言われてもね。
そしてけっこう好きなのです、このお顔。この佇まい。

私は小学生の頃から地味に柳葉敏郎さんが好きです。そう!一世風靡セピアの時代からですよ。一世風靡セピアとは何?というお若いあなた。

素肌にスーツ!かっこいぃぃ。今思えばこのダボダボなスーツって着る人をめちゃくちゃ選ぶ代物でしたよね。細い人が着るとたちまちチンピラみたいな雰囲気になってしまう。今は細身のシルエットが主流ですからそんな心配はないのですが。

彼の見た目の全盛期は「踊る大捜査線」の頃なのかな。映画でしか観てないけど、オールバックが似合い過ぎて・・・そんなギバちゃんも今ではすっかりおっさんですが、それでも好きです。正しく年を取った顔をしてます。

おっさん好きとしては、たけしさんの「アウトレイジ」シリーズをすごく観たいのですが、バイオレンス映画は超苦手なのでなかなか観る勇気がなく。塩見三省さんとかめちゃくちゃタイプなんですけどね。

 

さらに、こんな本もあります。

この本を蔦屋書店で発見し立ち読みしましたが、買うに至らず。

さて私は中学生の頃から40歳近い学校の先生を素敵だと思ったり、これまで付き合った最高の年の差は19歳の時に48歳というのがあったり、とにかく昔からおっさん好きなのですが、さすがに自分も年を取ってきたので、現在私の言うおっさんとは「50代後半から70歳くらいまで」と定義します。

私の日常生活においても周囲におっさんは多いのですが、色々と趣味や学習などに熱心な方が多いので、くたびれ感がまったくありません。それでも、事あるごとに私は彼らに余計なお世話的に「ちゃんとお肉食べてくださいね、野菜中心の健康的な食事はギラギラ感がなくなっちゃいますよー」と伝えています。

そう、おっさんはギラギラ感が大事!爽やかとか清潔とかスタイリッシュとか、そういうのは全部平成生まれの若者に任せるべき。だって敵うわけないんだから。それから、髪を染めるのも良くない。おっさんに限っては「そのまま」が一番素敵です。寂しくなってきた人は潔く剃って、代わりに口髭、フレームの太い眼鏡をかければかなりカッコよくなると思うのです。髪に固執する理由が私にはわかりません。

数年前、渋谷のワインバーで隣のテーブルにいたカップル・・・
どうみてもまだ20歳前後の垢抜けない女の子と、どうみても黒々としたヅラの50歳半ばくらいのおっさん。しかもワインバーなのにビールばっかり飲んでいて。どんな恩恵があるのかは知りませんが、何もそんなおっさんを選ばなくても、と私は胸が痛みました。
金に物言わせて若い女の子を連れて歩くのは否定しませんが、その前にご自分のスタイリングをどうにかなさいませよ、と思ったのでした。女の子のほうを見てみると、おっさんのほうを正視してないし。ずっと下を向いたまま頷いていました。かわいそうに。まともに見たら笑っちゃうもんね、きっと。

不便さもおっさんだからこそ許せます。
学んでいる大学の同期入学で仲良しのおっさんがいるのですが、もうスクーリングがないので会えなくなっちゃったんですね。今の時代メールアドレスさえあれば連絡は取れるので、別れ際にメールアドレスをもらいました。でも、「多分これでいいはず・・・」と自信なさげだったんです。今思えばその場でテストメールすれば良かったのですが、片付けなどでバタバタしていて「じゃあ後日メール出しますね!」なんて別れてしまいました。

案の定、何度送ってもエラーで返ってきてしまい、おじさんは首を長くして私からのメールを待っていないとも限らないので、とっても心が痛みます。まぁいっか。

人の流れがよく見えるカフェなどに座っている場合、私はほぼほぼおっさんウォッチングをしています。色々なおっさんがいてとても興味深いのですが、私の創作意欲を掻き立てるようなおっさんは早々いません。一度だけ、電車のボックス席で真ん前に座ったおっさんに一目惚れしたことがありますが笑、特に何もアクションせず私が先に下車しました。

このように、日常の中でもちょっとした「おっさん事件」が起こるのですが、私が周りのおっさんに恵まれているだけなのかもしれません。「今思えばあれはセクハラだったのかも」と思うようなことは以前はありましたが、妙なことを言われたら基本的に倍にしてやり返すので、嫌な記憶はありません。

魅力的なおっさんに定義やパターンは存在しなくって。最低限として「髪は染めてない」というのがありますが、私がキャッチするおっさんフェロモンというのはなかなか言葉で表すのは難しいのです。言うなれば、その人のまとう空気の色、かもしれません。

日本のおっさんも、まだまだ素敵だと思います。
そんな私にオススメのおっさん映画などがありましたらお知らせください。

 

「では、日本のおっさんはどうなの?」に4件のコメントがあります
  1. こちらのブログを読んでたら、ジョンシリウスのルーテシアR.S.の広告が入ってました。
    …それだけですが(笑)

    1. おめでとうございます♪あたしなんざ、ルーテシアの広告が入るたびに嬉しさのあまりスクショしてますわ(笑)先日の「ルーテシアはデート車なのか」記事の最後に赤いルーテシアの広告とか完璧やん!!と完全に自己満足な世界・・・

  2. バイオレンス映画が苦手でしたらアウトレイジは観ない方が良さそうですね。でも服の着方を見ているだけでも意外に楽しめる作品かもしれません。キャラクターに合った服の着方をしています。拘りが凄いです。

    おっさんウォッチングですか。私も人を観察して楽しみたいのですが雑踏の中では無意識に見た方向の人と偶然目が合うことが多く、その瞬間で困ってしまい誰のことも見られなくなってしまいます。電車内は皆スマホを見ているので目が合うことがなく観察できますが、まず乗らないので。ウォッチングに適した場所ってどこですか

    私も魅力的に見える人の定義やパターンは分からないです。先日お会いした柑橘系のハンドルネームのあの方は人生で初めて合うタイプでとても可愛いおじさんで衝撃的でした。

    1. やっぱりアウトレイジ観る勇気ないですね・・・服の着こなしもとても興味がありますが。

      HIROさん、何か目から発信しているのでは?笑 それは冗談としても波長が合うとかじゃないでしょうか?霊感があるとか?
      街なかでもサングラスの使用をオススメします。ウォッチングに適した場所だと、やはり駅の通路を眺められるカフェとかですね。
      私はおばちゃんウォッチングもしています。主に反面教師にするために。

      私からすれば彼はまだ「おっさん」の域ではないのですが、ルノーを通じて知り合った方々はけっこう「初めてタイプ」が多いですよ。
      ルノーに乗ってなかったら間違いなく知り合わなかったタイプの方々だと思います。これまで私は相当変わっている人間だと思っていましたが、
      それ以上に変わった方々の中にいるととっても安心します♪

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