髪ぺっしゃんこ問題

アタマの圧力

女性のショートヘアは後頭部のシルエットがキモです。恐らく、ショートじゃなくても後頭部のシルエットは結構大事ではないでしょうか。特に私のようにアタマの形に自信のない女には重要ポイントです。
横から見ると印象がかなり変わるんですよね。私はつむじが右やや後方にあるので、何もしないとそこから毛流れが割れてしまいます。これが嫌でドライヤーの当て方やスタイリング剤の選択まで担当美容師さんに習いまくって今に至るのですが、美容師さんでも手の施しようがない点があります。それは圧力。

 

美しい人々。日本人とは素材からして違い過ぎる!

 

ヘルメットをかぶった経験のある方ならわかりますよね。見事なくらい台無しにしてくれる、それがヘルメット。私が帽子嫌いなのも同じ理由です。帽子自体は好きなんですけど、いざ帽子を脱がなければならない場所へ足を踏み入れた時が恐ろしいからです。

メットはかぶっていないのに、クルマで出かけた際に出先の化粧室で鏡を見ると、後頭部がぺっしゃんこになっていることが多いのです。気分もぺしゃんこに。
よく考えたら、ヘッドレストに頭を預けると圧力がかかってぺったんこになってしまうのですね。まったく同じことが乗り物の座席では起こり得ます。運転中ずっとヘッドレストに頭を預けているわけではありません。信号待ちの時に少し脱力したりする程度なのですが、自分の頭の重さだけでぺっしゃんこになってしまいます。むしろメットのほうが全体的に潰れますから、まだバランスがいいと言えるのではないでしょうか。

 

解決方法は?

今のところ、ありません。あるとすれば、ヘッドレストに後頭部を絶対にくっつけないことです。でも、そんなことは多分無理。
では、少しでも防ぐ方法があるのかと言えば・・・
美容室に行った時点で、美容師さんに「後頭部が潰れてもすぐに手櫛で空気が入って元通りになる」ようなカットをお願いすることがまずひとつ。女子用語で表現するなら「エアリー」ってやつですね。隙間を作ってもらうとエアリー笑になりやすいようです。髪質によっては根元だけパーマでも良いと思います。しかし!メットの場合はパーマNGだということが最近わかりました。自分で実験してみましたが、ヘルメットの圧力の下にはふわふわパーマも無残な枯れ枝のようになるだけです・・・。ぺっしゃんこどころか、目もあてられない状態に。メット着用の日は帽子も持参、が安心。女性ライダーに髪の長い方が多い気がするのは、恐らく髪が長ければ束ねたりとか色々と工夫出来るからだと推察します(あるいは男と間違われるから?)。

普段はもちろんメット無しなので、クルマを停めてから降りる前にくしゃくしゃっと空気を入れることによって無理矢理「復活」させる方法が使えます。ですが、復活させるには下準備も必須。シャンプーのあとのドライヤーを根元からきちんと当てて完全に乾かす。テクスチュアの柔らかいハードワックスをごく少量手のひらに馴染ませて、後頭部の下から揉みこむ。さらに頭頂部をくしゃっと握ってボリュームを与えます。髪質やボリュームによってはスプレーも効果があるかもしれませんね。ここまでして、やっと下準備完了。毎朝やっていれば習慣になるので苦じゃありませんが、それでもダメな時があります。湿気とか風とか原因は色々。

そしてここでまた問題が。
スタイリング剤をつけているので、当然、ヘッドレストにもそれが付着しているはずです。

 

ヘッドレストも洗濯したい

どうしても気になるなら枕のようにカバーをつけるしかないのですが、私は好きじゃありません。愛車の内装は出来るだけシンプルに素っ気なくしておきたい派なもので。丸ごと洗濯出来ればいいのですが、せいぜい日に干すくらいしか思い浮かびません。皆さんはどうしてらっしゃるのでしょうか。匂いがついてしまうのも出来れば遠慮したいところ。
だったらもうアタマのことなんて何にもしなければいいのですが、そういうわけにはいかないのです。さすがに長時間フライトや長時間乗車になればぺっしゃんこも諦めがつきますが、出かけた先でイベントやお食事が待っている場合は信号待ちのたびに後頭部くしゃくしゃを繰り返す、なんて悲痛な努力も時には必要・・・

だからと言って携帯用のスプレーとか寝癖直しみたいなモノは邪魔なので入れておきたくない、という呆れるほどのわがままさではありますが、それが苦にならない女性はいっそドライヤーとか一式を持ち運ぶしかもう方法がないのかもしれませんね。車内で髭を剃ってる男性のごとく。

画期的なアイデアを発見するまでは、当分「くしゃくしゃ法」で凌ぎたいと思います。