運転には向かない流行りアイテム

着るものには困らないけど

暑かったり寒かったり、蒸していたり乾いていたり。

この時期の気温は厄介です。紫外線と合わせて1年でもっとも不快な時期と言えましょう。さすがにセーターはもう奥のほうにしまいこんではみたけれど、半袖ではまだまだ寒い日もあって。そんな時の調節に大活躍するのが、カーディガンというアイテムです。

カーディガンの下に着る物は何でもイケるので、本当に便利アイテム。今、私が気に入って愛用しているのはシフォンのガウン風ロングカーディガン。薄くて軽くて柄が豊富。トップスもボトムスも選ばない万能選手です。

ですが、欠点がひとつだけあります。
それは、運転には向かないという点。

 

江戸っ子みたいにはいかない

まず、愛車に乗り込む時に必ずドアに挟みます。これを防ぐには、たくし上げて裾をまとめながら乗車するという甚だカッコ悪い動作をしなければなりません。もっとも、江戸っ子のお兄さんたちは端折るのがカッコ良かったのかもしれませんが。現代の私のほうは、それでも紐だけが出ていたりして、何だかんだで挟みます。さらに、伸縮性のない生地なので、シートに座り直して形を整えないと足に絡まって足が動かない。さらに、たっぷりしているのでシフト操作やウインカー操作の時にかなり重量を感じる。これらを改善する方法はただひとつ、脱ぐことです。

 

運転中でも微妙に姿勢は変わりますし、何より手足が忙しいので、やはり伸縮性のある生地を使ったものじゃないと色々と気を遣って面倒なことがわかりました。愛車で出かけ、出かけた先でクルマから降りて何かする場合、気候、時間、場所によっていちいち考えなければならないのは面倒です。でも、その面倒も含めて、このクルマに乗っています。クルマを買ったからと言ってそれまでの自分の全ワードローブを変更したり、運転することだけをメインに服や靴を選ぶのは味気なさすぎます。服も靴も、自分が気に入ったものを身に着けていたいですし、それがクルマに不向きなら、出かけた先で着ればいいだけの話。

ただし、走行会などのイベントで長袖長ズボンを義務づけられている時は、制約がある分だけあまり悩みません。

本格的に暑くなってきても、行く先によっては冷房被害を受けることもじゅうぶんあり得るので、カーディガンは寒くなるまで出番が多いもの。それまでは乗り降りがもたついて非常にカッコ悪いけれど、それも楽しいうちに入ります。要するに、何を着ていても運転は楽しい、ということですね。