ドライビングシューズの旅はまだまだ終わるはずもなく、春先から愛用しているドライビングシューズはこちら。
まぁまぁ気に入っているので暑くなってからも履いています。ですが、会社にはビーサンを置いてあるし、出かける時も助手席にサンダルを放り込んであります。出先で履き替えるためです。
この方法は私にとって「靴の心配をしなくていい」という点においてベスト。出かける先の場所や目的は色々なので、それぞれのシチュエーションに合った「運転も出来る靴」を用意するなど愚の骨頂。「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリーみたいに靴専用クローゼットを持っているなら別ですけどね。靴好きな私は靴を選ぶのも楽しい反面、こだわりが強いあまり時々苦痛を感じることもあるんです。東の横綱と言われる新宿のお伊勢さんへ行っても、気に入った靴がほとんどない、という状況が何度もありました。最終的にはフィットするしないのギャンブルはあるにせよ、ネットに頼ってしまいます。
ある日、ひょんなことからサンダルで運転する羽目になりました。運転用に履き替えるのを忘れたままクルマを発進させたのです。ペダルの感触がいつもよりダイレクト過ぎる、と気づいたのですが、いい機会なのでそのまま運転してみることにしました。
サンダルと言ってもビーサンのように草履タイプではなく、かと言って女の子が履いているようなヒールの高いサンダルではありません。
このように、ちゃんと踵にストラップがあるので脱げたりはしないタイプ。
運転してみると、これが意外にも運転しやすいではありませんか。確かに「底が薄い」という運転靴の重要ポイントを押さえているため、ペダル操作もスムーズです。しかも、当たり前ですが足元が涼しい。遠出したり高速を走ったりしなければ、つまりご近所運転ならこのままでもイケるんではないか。そう思いました。
なんですが、フィットしたドライビングシューズに慣れた身、やはり心もとない感は否めません。それに、自分の素足の踵が多分汚れます笑。
これに気を良くした私は、昼の買い出しに会社からビーサンで運転を試みてみました。運転は出来ましたが、足裏とソールに隙間が出来るため、やっぱり危ないですね。気を遣うあまり、普段なら足首の角度で調整出来るようなことも、膝から動かさないと出来なかったり。何より足元が不快な感じ。
踵の部分がやはり重要で、前出のサンダルはホールドされているがゆえに違和感なく運転出来たものの、ビーサンではホールドがないため危うい足元になるということを実感しました。多分、ハイヒールでも運転することは出来ます。でも、いつもと違う感覚になることは必至なので、それが危険に繋がるということもたやすく想像出来るため、やっぱり運転する時は「少なくとも」踵がホールドされる薄っぺらい靴であることが最低限なように感じます。
少し前、梅雨用に買った運転用の靴はフランス版クロックス、みたいなこちら。
赤がきれいだし、雨もへっちゃらなんですけど、これが蒸れる蒸れるで。運転中は常に足元が動いていますから意外と汗をかくんですよね。何回か履いたらもう雨の日が少なくなってきたので、今ではほとんど出番がありません。これからも雨の日専用になるでしょう。
ドライビングシューズへの正解には、まだまだ辿りつけそうにありません。