クルマで巡らない美術館シリーズ、今回は特別篇。
普段、都内のキャンパスでスクーリングを受けている私ですが、今回はどうしても受けたい授業が京都であり、京都の本校へ出かけてきました。
金曜日、退社したその足で小田原へ。新大阪行きのひかりに乗車。もう少し小田原に停まる列車を増やして欲しいと思います。新横浜とか行きたくないし。そして、荷物スペースが少ないことにいつも不満。
20時過ぎに京都駅に着き、タクシーで宿に向かいます。その夜は明日に備えて体力温存のため早く就寝することが義務。夕食は近くの「池田屋」という名の居酒屋にて簡単に。新撰組ファンの女子たちが描いたイラストがあちこちに貼ってある、極めて女子的な店でした。土方歳三愛してる、とか書いてあったり。土方さんもさぞ嬉しいでしょう、後世の若い女子たちがキャーキャー言ってくれるのは。私自身は新撰組には惹かれません。
翌日、宿近くからバスに乗り込み、一路学校へ。京都の市バスって「来ない、混んでる、進まない」の三十苦。忍耐のお時間が続きます。
授業のほうはヌードクロッキーで、2日間合わせて100枚近く描くという、素人にはまるで合宿。芸大に入るためにこういったトレーニングをされてきた方々を尊敬します。最後のほうは筋トレのサーキットトレーニングをしている気に。
都内のキャンパスと違って、デッサン部屋が。
おなじみのメンバーが後方にズラリと並んでいますね笑。それも当然。ここは普通に若い学生も通う4年制の美大。面白そうなものが校内に色々。
ランチは学食で。通学部の若い学生と、通信学部の大人学生が入り乱れている大空間は大変な熱量。知恵熱が出そうな2日間を送りました。
ですが、朝から夕方まで学校なので、せっかく京都にいるというのに神社仏閣や美術館などには行けずじまい。その代わり、京都通なルーテシアのお友達におすすめのお店を事前にヒアリングし、そこでご馳走を。
京都のうどんを味わう幸せがこんなにも大きなものだったとは!絶妙な柔らかさのうどんは私の舌にジャストフィット。そして、上品なお汁。すーっと体に染み込んでいく優しい味。カレーうどんと迷ったのですが、カレーは次回に。
ため息が出るような美味しい珈琲を飲んだのは久々。私が入店した時は、カウンターに2名ほど男性が本を片手に珈琲を楽しんでいらっしゃいましたが、イイ男に見えてしまう魔法のような空間。どんな男性でもフォトジェニックになれる。普段あまり珈琲のお代わりはしない私でも、思わず2杯目を注文してしまいました。
2軒とも期待以上の味と空間でした。また来たい!
宿が三条京阪の近くだったので、三条大橋を渡ればすぐに賑やかな木屋町界隈。ただ、やかましい店が多く、歩いていると騒音だらけなのが残念。三条大橋って、日本橋から始まる東海道双六のゴールじゃなかった?と思いましたが、今の場所とは違うようですね。
時間があれば巡ってみたい神社仏閣やお庭は常にあるのですが、今回は潔く諦め、学業に専念しました。帰りの新幹線ではほとんど意識を失っていましたが・・・
私自身はそんなに京都に思い入れはないのですが(江戸派だしね)、行くとやっぱり京都は京都でいいな、と感じます。次回はちゃんと観たいものを観たい。やはり国宝級の数が圧倒的に東京とは違う。まずは知恩院の早来迎図から・・・