クルマで巡らない卒展

2016年に入学した通信制大学での学びも、ようやくゴール。4年で卒業予定のはずが延び延びになってしまったけれど、実りある学びだったと思う。学びを振り返ることは無事に卒業式を迎えてからゆっくり記しておこうと思うので、今日は卒業制作展をご紹介したい。

搬入も学生自身で

写真作品は見せ方も重要

現在、会場に行かれなくてもWEB版が公開されている。

[blogcard url=”https://www.kyoto-art.ac.jp/t/graduationworks/”]

「日本画コース」を選んで頂くと、5番目が私の作品。

拙い作品ながら「同窓会賞」という賞を頂いたので、冒頭の「あるいてみた」動画の中で先生方に講評して頂いている。この作品についても後日解説するとして、今回は全体のご紹介を。

初めて卒業制作展に参加したが(当たり前)、普段あまり交流機会のない他コースの皆さんの作品に圧倒された。特にデザイン科(建築、空間、ランドスケープ、グラフィックデザイン、情報デザイン)の皆さんのレベルの高さに感心しきりだった。ほとんどの皆さんが社会人学生なゆえか、やはり問題意識からスタートしている作品が多い。そして、突拍子もないアイデアに唸ったり、愛らしいプロジェクトにほっこりしたり、とにかく質も量も圧倒的なデザイン科の発表だった。美術科では写真コースの作品がどれも素晴らしいと感じた。何だろう、絵の場合は「これが好きだから描きました」という作品が多いのだけれど、写真作品はさらにそこから何歩も踏み込んだ表現や、やはり「問題意識」から始まる作品もあるので、とても重厚だと感じた。

お手すきの時にぜひ色々なコースの作品をご覧になってください。31日まで。

実際の会場では、私の作品はギャラリーのどん詰まりのコンクリート面に展示されている。作品の展示場所は先生が決めてくれるが、白いバックよりもこの無機質なコンクリートのほうが、作品の世界には合っていると感じたので、先生には感謝しかない。

「クルマで巡らない卒展」に2件のコメントがあります
  1. すっごい大作ですね!ここでしか展示されないのが惜しいです!何やらレースを観戦しているようですが、Aさんはこちらをハッキリ見ているし、鉛筆を握っている。現実世界のAさんと絵の中のAさんが筆や鉛筆を通して視覚的にも繋がって(最新のデジタルなものよりテレパシー的な能力で)、そっちはどう?こっちはこんな感じ、とお互いに言っていそうな。他のお客さんもなんだか趣味繋がりの誰かに似ているような!

    1. ひろさん
      生まれて初めてこんなでっかい絵を描きましたよ・・・でも、意外と大きな絵って
      好きかも、と思いました。
      見て頂きありがとうございます。設定舞台が富士スピードウェイなので、モデルさんたちも
      そこにいるような方々です。今作は自画像でもあるのですが、次は自分を入れない群像画に
      挑戦したいと思います。

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